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リーフィア&ブラッキーで高レートを目指す!

魔改造リフィブラサイクル【S17最高&最終2125】

S17お疲れさまでした!…そして、リフィブラ構築をお待ちの方々!大っ変長らくお待たせいたしました…丸1年ぶりの2000達成、そして自身および恐らくリーフィア入りでは初であろう2100を達成しましたので、ご報告とともに構築記事を書かせていただきます!

 

※タイトルに「魔改造」とある通り、以前の構築と比べて威張るや素催眠といった運要素が高い技を選択していますので、不快に思われる方もいるかと思います。その点を理解したうえで読んでいただければと思います。

 

では、パーティ解説に移ります。パーティ画像と2100達成時の画像がこちらになります。

 

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並びとしてはS11のメンバーを再調整し、クチートをガルーラに変えた形となっております。クチートを変えようと思ったのはCDG4が流行ったことでヒードランウルガモスが環境に増えたためです。

ガルーラの役割と採用理由については個別解説で詳しく解説していきます。

以下、個別解説です!

 

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リーフィア @ゴツメ

わんぱく 葉緑素

172(252)-131(4)-187(156)-*-86(4)-127(92)

リフブレ/甘える/光合成/草笛

 

いつもの相棒枠はまさかの命中55%の催眠持ち。

草笛の採用理由はリーフィアの主な役割であるキノガッサマリルリに繰り出した後や相手に甘えるを入れた後に交代読みで打つ技を考えたときに一貫性が高く、リターンが大きいため。そりゃ当てる前提なら当たり前だろ!と怒られそうですが、リーフィアに後投げしてくるポケモンとして主に考えられるのがゲンガーマンダボルトなので、これらを想定して他の技を考えると、

○叩き落とす…メガ枠が後投げされやすいため刺さらないことが多い。

○毒毒…裏の鬼火が入らなくなるデメリットやゲンガーに全く刺さらない点が×。

○欠伸…ステロがないためループできない。また、欠伸が入った後の択を考えると、相手視点ではマリルリ等の一部の役割対象を除けばリーフィアに繰り出したとしてもそこまでのダメージにならないため交代安定。逆にこちら側からすれば交代読みの行動に対して突っ張られた場合、役割遂行できずにリーフィアが落とされる形になるため、結局眠った相手を簡単に処理できたとしても負けに繋がりやすくなり、リスクが非常に大きい。

と、このように他の技の候補はリターンがほぼ無いということがわかります。それであればサイクル重視のパーティの強みを活かして、外れても引けばいいと強気に打つことでアドバンテージを狙いに行ったほうがいいという判断です。

調整は最終日前日まではHBぶっぱの個体を使用していましたが、ふと今期育成した大量のガルーラを眺めていたときに耐久を重視した意地っ張りメガガルーラはS実数値126までのものがほとんどであることに気付きました。最速ガルーラは冷ビ持ちの両刀がほとんどで結局引かざるを得ませんし、リーフィアのS調整としては有名な晴れ時陽気スカーフガブまで抜けるS実数値127調整のほうが動きやすいのではと思い、変更しました。この調整が実際に役に立ったことはありませんでしたが、HBぶっぱよりもメリットはあると思うのでこちらでの紹介とさせていただきました。

今回も選出率はそこまで高くありませんでしたが、草笛によって勝利を手繰り寄せる場面もいくつかあったので以前より勝利に貢献していたと思います!

 

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ブラッキー @食べ残し

おだやか シンクロ

201(244)-*-144(108)-*-179(100)-92(52)

イカサマ/癒しの鈴/月の光/威張る

 

S11のブラッキーの耐久をギリギリまで削り、Sを4振り70属抜きまで振ることで以前よりさらに欲張り度が増したブラッキー。調整ラインはB方面が陽気ガブリアスのA+2逆鱗を最高乱数切り耐え、D方面が控えめ眼鏡サザンドラの流星群2連続をどちらも最高乱数を引かれなければCダウンと食べ残しの回復込みで耐えるラインとなってます。

素早さに多めに努力値を割くことによって、すぐ下のギルガルドニンフィアを安定して抜けるよう意識し、副次結果として4振りメガハッサムあたりを抜けたらいいなーと考えてました。また、このS調整はメガクチートのようなブラッキーに対して繰り出されやすく、Sにギルガルド意識の調整を施すことが多いポケモンにも有効で、新たに採用された威張るに合わせて繰り出された場合でも先制イカサマ→自傷→先制イカサマで処理できる可能性が残ります。かなり激戦区なので耐久ラインを削ってでも調整するメリットはあったと思います。

ここで、S11とのもう1つの大きな変更点として威張るが採用されていますのでこれについて触れていきたいと思います。

運次第では不利対面を覆すことができる最強最悪の技、威張る。採用理由としては耐久ポケモンへの役割を残したまま、特殊受けとしての役割を遂行する上で妨げとなる気合い玉に対する誤魔化し、悪巧みや瞑想による起点の回避、イカサマによる処理速度の向上が主な理由となります。非常にヘイトを稼ぐ技ではありますが、特殊受けブラッキーとのシナジーは高く、有用性は挑発の比ではなかったので使わない手はありませんでした。特に一般的な瞑想スイクンに対して役割を持てるようになったという点が非常に大きく、ボルトゲンガースイクンといった並びには今まで以上に積極的に出して行けました。

ただでさえ突破が面倒なことに加えて、威張るを採用したことで運ゲーの要素まで加わったので多くの方を闇落ちさせたと思います。不快な気持ちになるのはわかりますし、それに対して申し訳なく思ってもいますが、これがあるのとないのとでは強さが明らかに異なるので、これからも遠慮なく使っていくと思います。

 

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メガリザードンY

おだやか  猛火→日照り

171(140)-*-99(4)-180(4)-177(204)-140(156)  *数値はメガシンカ後のものです

大文字/ソーラービーム/鬼火/羽休め

 

S11の記事でリーフィア以上に話題をさらった問題児ことHD鬼羽メガリザードンYは今回も健在ですwもう中毒ですねw

変更点としてはアタッカーのボルトロスジャローダがほぼ居なくなったため、Dラインを下げてメガへラクロスとの素早さ関係が曖昧だった部分をはっきりさせるために最速メガへラクロス抜きまでSを伸ばしました。また、火炎放射を大文字にすることによってH175ボルトロスが高乱数1発、H227クレセリアが確定2発、H192ポリ2が確定2発となり物理耐久ポケモンの後投げを許さない火力を得ることができました。

また、H167メガゲンガーに対しての大文字が低乱数1発となっているのでH振りの場合は文字を耐えられた後に鬼火を入れることで道連れされることなく倒すこともできました。特に今期は素催眠と当たることが少なく、ドサイドンゲンガー対面で鬼火や気合い玉に合わせて繰り出すことが出来たのでガルーラでゲンガーを誘ってリザで狩るという流れを想定して立ち回っていました。ドサイドン対面でメガシンカしてシャドボを打ち、Dダウンで突破してくるゲンガーは絶対に許さない。

ここで、とある生主さんに当たったときにコメントで「なぜHDアローでないのか」という質問があったので触れていこうと思います。

リーフィアブラッキーとの晴れのシナジーや晴れとソーラービームによるミトムを含めた水タイプへの耐性、メガ枠を使っているだけあって特殊耐久とサイクルを回した時の裏への負荷のかかりかたに大きな差がある、何より意表が付けてボルトゲンガーを処理できる等…パッと思い付くだけでもこれだけの理由がありますが、特に本来不利となる特殊竜の流星群を羽休めで受けて流すことができ、流し際の大文字で相手のサイクルに大きな負荷がかけられるのは他のポケモンにはない大きな強みでHDアローには絶対にできないことだと思います。また、ボルトロス対面についてはこちらのリザX警戒の電磁波から入ってくるのが8割、残り2割がドサイドンバック警戒で草結びやめざ氷、気合玉を打たれていたので、D振りによる行動保証もあって、とりあえず大文字を打っていくのは非常に有効でした。

火炎放射を大文字にした分、技外しに泣くことも多々ありましたが、耐久を意識しながら物理受けポケモンの後投げができない火力も得られるメリットが相当大きいので技選択は大文字がベストだと思います。ブラッキーが気合い玉2連当ての可能性を切って、誤魔化し誤魔化しで役割遂行しようとしているのに対して、こちらでは大文字2連当てでいろいろ処理しようとしているので、かなり無理がある構築だと改めて思いますね…

 

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メガガルーラ

意地っ張り  肝っ玉→おやこあい

197(132)-192(236)-101(4)-*-103(20)-135(116)  *数値はメガシンカ後のものです

秘密の力/不意打ち/地震/身代わり

 

6世代を代表する最強鬼畜親子。このパーティでの役割は主に選出誘導、つまり見せポケですw

採用理由は、クチートを変えるにあたり、シーズン序盤でなぜかよく当たったバナバンギやミトムアローに強く出られ、ヒードランの選出を抑制できる単体性能が高いポケモンが欲しいと考えてです。正直カバーしたいところが他にも多すぎてとりあえずガルーラって感じでした。

型に関してはバナを相手にする以上火力が欲しいので意地っ張り、バンギとドランへの打点として格闘技か地面技を入れることは確定。他の技や努力値配分はレートで試すうちに決めようとなり、裏でどうしようも無かった剣舞叩きバシャーモと鬼火持ちのミトムに強く出るために身代わりを採用、非接触の打点とガブリアス対面で強く出るために秘密不意、秘密だとバシャーモへの打点が足りないので地面技として地震を採用という形となりました。

しかし、こちらはガルーラを使うのはほぼ初めて、当然ガンメタされている現環境で出せるはずもなく選出率はリーフィアを差し置いてダントツの最下位。ほとんど選出誘導に徹していましたw

選出誘導については特にゲンガー+スイクンの並びをガンガン誘うので、それをリザードンブラッキーで倒すという形に持っていくことができ、ラス1にはリザードン対策のガブリアスボルトロスが居ることが多かったことからドサイドンリザードンブラッキーという選出で勝ちに行くことがほとんどでした。

なんとこのパーティでは唯一命中不安技を持っていません!6世代の覇者らしい種族値の不足を技でカバーする必要がない圧倒的な強さを見せつけられてる気分になりますねw

 

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ブルンゲル @オボンのみ

図太い 呪われボディ

204(228)-*-133(244)-105-125-85(36)

波乗り/鬼火/自己再生/トリックルーム

 

S11の個体と全く同じものを使用しました。以前と違うのはガルーラが嚙み砕くや空元気持ちが増え、特にADベースでリザードンともども強く出られるガルーラが多く存在しているので、ブルンゲルがいてもお構いなくガルーラが出てくるようになったことですね…以前は不利をつくポケモンがこちらに多すぎて選出を切って動いても問題なかったのに…

ただし、肝っ玉空元気を考慮したとしてもガルーラ対面は初手鬼火安定です。フリーで噛み砕く連打のほうがキツイですし、火傷が入ればドサイドンでも比較的有利に立ち回れます。

ガルーラの採用によって格闘が非常に一貫するようになりましたが、バシャーモの枠にウルガモスが入っていることが増えたので、そこまでブルンゲルの選出率は上がらず。バシャーモも剣舞叩き膝のような技構成が増えていたので、裏にいることを匂わせて格闘技を打たせない立ち回りが重要になることが多かったです。

また、以前はあれほどキツイキツイと言っていた格闘ポケモンであるメガヘラクロスについてはリザで上から殴ることを意識していることが多かったため、ヒードランに受けられることを考えると厳しい印象でしたが、ブルンゲルヘラクロス対面がこちらに有利であるということを意識すれば、ヘラクレセドランもなんとかなる印象でした。特にヒードランの毒まも型がほぼいなくなったことも大きいですね、ブラッキーブルンゲル、頑張ればリザードンでもヒードラン対面で粘れるようになったのはこちらにとって追い風でした。

威張るブラッキーを入れる前はスイクン対策を考えた貯水ブルンゲルも試してみましたが、ガルーラに交代際に噛み砕くを押されることが増えたため、やはりブルンゲルの特性は呪われボディ一択だと思います。やはりこの特性は強すぎますw

 

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ドサイドン @イバンのみ

意地っ張り ハードロック

207(132)-198(156)-151(4)-*-102(212)-61(4)

地震/ロックブラスト/冷凍パンチ/つのドリル

 

S11でも使用したイバンドサイドンをそのまま使用、ボルトロスの主流が変わったことでD方面の再調整も考えましたが、イバンで使うならダメージ感覚が慣れているほうがいいという判断でそのまま使いました。今期もやっぱりイバンは読まれなくて強かったです。

ただし、レート2000以上になると鉢巻ガブがドサイドン対面で引いてくることが増えたのが辛かったです。とりあえずガブを突破することから始めないと相当厳しいので…

また、ずっとこのドサイドンを使ってきてゲンガー対面での行動が流行りによってかなり変わってくるので注意が必要でした。

ゲンガーの場合、今期は鬼火や気合玉が流行っているたのでリザバック安定でしたが、素催眠が流行っている場合はC222メガゲンガーの催眠祟り目がこのドサイドンに対して77.2%~91.3%となるので突っ張ることで最長眠りでなければイバン込みによる突破も可能です。

鉢巻ガブへのケアのために初手投げがほとんどだったため、リザ意識のガルーラと対面することが多かったですが、ADベースか無邪気最速がほとんどでしたので地震で削りに行くのが正解でした。冷ビや地震は2耐えできますし、地震で半分くらい入るので削っておくことで後投げをかなり抑制できました。最悪ABガルーラだったとしても弱点保険警戒で秘密から入ってくることがほとんどでした。

技構成について、ロックブラストについては少し考えるべき点で、ボルトロスがほとんどオボン持ちでしたのでボルトロスを強く意識する場合はストーンエッジのほうが有効だったかなと思います。ただ、オニゴーリはガルーラドサイドンと見せてもお構いなしで出てきてたので難しい問題ですね…両採用としたくても他に切る技もないですし…個人的にはロックブラストでも外し負けが多々あったのでストーンエッジは信用しきれないと思います。

2100チャレンジでステロでちょうどイバン圏内に入り、ラス1のメガバシャーモをイバン地震で飛ばしたのは最高にかっこよかったです。活躍の仕方がイケメン過ぎて他のドサイドン使えないですw

 

【総括】

パーティ全体の話をすると、基本的に選出はドサイドンリザードン@1の形になることが多く、このパーティ屈指の地雷を押し付けて数的有利を取っていくもよし、耐久を活かしてサイクル戦を仕掛けてもよしという形になります。ガルーラの選出誘導が効いているためか、ゲンガーかスイクンはほぼ確実に出てきてた印象でしたので非常にリザYが通しやすかったです。

命中不安技や催眠、威張るといった運要素が絡みやすい不安定な構成となっているので調子の良し悪しはやはりありましたが、結果を見れば2ROM2000達成、自身初の2100達成、最終的には最高レート2125で最終順位も初めて二桁で終わるという個人的には大満足の結果となりました。運だけマンだった可能性もこの構築を見ればなくはないと自分でも思いますが、6世代最終シーズンでこのような結果が残せて本当に嬉しいです!

7世代でもリーフィアを使ってレート対戦をエンジョイしていくつもりで考えていますが、ここまで本気でレート対戦するのは恐らく最後かなと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました!何か質問があればコメントまたはtwitter(@yukiyan_pokemon)までお願いします!

 

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