S18お疲れさまでした。ゆきやんです。
今回、目標としていたレート2000は達成できませんでしたが、面白いポケモンを見つけたので一つの研究結果として記事に残します。
こちらはいつものリフィブラ構築ではないですが、良ければご覧ください。
【構築】
【コンセプト】
ドデカバシの初手性能を生かした構築を考える
【構築経緯】
①
メインROMにてコライドンをリーフィアで処理するためのテラス択を回避するために、コライドンにテラスを切らせつつ削りを入れられるポケモンを考えていた際に、当時スケショコライドンがほぼ居なかったこともあり、くちばしキャノンに注目した。
パオジアンのような他の弱点をつける襷枠と違い、スカーフとんぼ返りでも火傷させることができるため、コライドンに無駄に襷を消費させられることがない。
実際に襷ドデカバシをメインROMで使ってみたところ、コライドン対面以外でも幅広く活躍していたため、主軸として研究することとした。
②
ドデカバシを初手で使う上で最も多い展開がパオジアンをロックブラストで倒した後に裏から黒バドやハバタクカミが出てきて処理しに来る展開だった。
この時ゴースト技を撃たれることがないため、引き先として日食ネクロズマを出し、トリルしながら対面処理する展開が強いと考え、禁伝枠は日食ネクロズマとした。
結局使っている中でトリルはディンルーラッシャなどに邪魔される展開が多くて抜けていったが、ドデカバシネクロズマ@1の形を基本として構築を組んでいった。
③
残り1体の枠は相手の禁止伝説に合わせて出していく、黒バドは上の展開では襷型に対応できないため、先制技持ちのゴリランダーとステロ持ちのディンルーを採用。
ゴリランダーは対カイオーガ意識のチョッキ、ディンルーは対受け系統を意識したノーウエポン型とした。
④
ドデカバシを初手で使い切ってしまってコライドンが出てくる前に処理されていることが多かったので、対コライドンとしてヘイラッシャを採用。
対ザシアンについてもドデカバシで火傷を入れられるが、剣舞をガン積みされてしまう展開が多かったのでヘイラッシャによってこちらについてもケアができるようになった。
⑤
最後は特殊のポケモンが欲しく、テラスが余る展開が多かったので身代わりステラテラバ型のハバタクカミを採用した。
【単体解説】
調整意図:
HAぶっぱ残りS
今回の研究対象。
くちばしキャノンはぶっ壊れ技なので、それだけで使う価値がある。
技の仕様を少し解説すると以下の通り。
・加熱のタイミングは優先度+6。オオニューラの猫だましやカイリューの神速、コライドンのとんぼがえりの上から加熱して火傷を入れることができる。
・攻撃のタイミングはー3。ママンボウのクイックターンの下から攻撃することができ、ゆきなだれ、カウンター、ほえる、トリックルームの上から攻撃する。
・接触技のダメージを受けた直後に火傷効果が発生するので連撃ウーラオスの水流連打は1発目のみ通常ダメージ、残り2発は火傷後のダメージとなる。
・加熱効果はドデカバシが眠っていても発動し、攻撃のタイミングで起きるかの判定が行われる。麻痺や混乱、氷状態についても同様に加熱効果だけは必ず発生する。
つまり、接触技しか持っていない相手に対しては優先度+3で火傷を撒くことができ、ほぼ確実に下から攻撃するため、流行りのママンボウ相手にも裏のアタッカーにダメージを入れることができる。
タイプ一致威力100の技なので耐久を振っていないハバタクカミくらいなら確定1発。
襷を盾に1体処理した後に裏のポケモンに火傷だけ入れるといったことも多くあった。
耐久に振ることで陽気鉢巻き連撃ウーラオスの水テラス水流連打に対してもくちばしキャノンの火傷の仕様で高確率で耐えることができる。
ここまでくちばしキャノンのみの強さを解説したが、加えてスキルリンクからの2種類のサブウエポンと叩き落とすが偉すぎる。
ロックブラストはパオジアンが5発で確定で落ちる。H振りカイリューもステラテラスを切ればマルスケ込みで乱数で落ちる。
タネマシンガンは初手でかち合ったステロ巻きのカバやディンルー、何かよくわからないから受けに来たヘイラッシャ、キョジオーンに対して撃つ技であり、カバはHB特化でも確定2発でまとまるくらいの火力が出る。H振りカイオーガを1回で倒しきるにはステラテラスが必要。
叩き落とすは舐めて突っ張ってきた黒バドを何体も屠った。
このポケモンだけ文章量えぐいことになっているが、それくらい評価している。
ただ、ブリジュラス入りだけは本当に出したくないので、そこに対して抗える選出を作る必要があった。
調整意図:
A11n調整残りHD高めにし、黒バドのアストラルビットを余裕をもって耐えるように
禁伝枠。
襷を盾に仕事したドデカバシを処理しに来たハバタクカミ、黒バドからの引き先として採用、弱点保険メテオドライブで黒バドを倒しに行く。
テラスタイプは地面としてドデカバシが出しづらいミライドンに対してボルチェンで逃がさずに倒しに行くほか、地震の火力を上げる。
技は無効タイプのないメインウエポンのメテオドライブ、非接触でメテオドライブの通らない水タイプへの打点となるフォトンゲイザー、鋼、電気への打点になる地震、体力管理のための朝の陽ざしとした。
ドデカバシが火傷による起点作成を行うことができるので、積技も欲しかったが対面処理できる幅を広げるために上記の技構成とした。
構想初期はトリル採用の型だったが、トリル弱点保険してもヘイラッシャやディンルーに引かれると本来の役割対象のハバカミ黒バドに逃げられた上に処理されてしまうので、最終的には不採用となった。
想定通りに動かしても役割対象を1体倒すのがやっとなので、禁伝枠でやることとしてはもったいなかったと感じた。
ここがもっとパワーを出せる構築にできると結果に繋がるのではないかと考えている。
調整意図:
HDぶっぱ
禁伝対策枠①
カイオーガ、ミライドン意識かつ地震を半減に抑えて日ネクをサポートできるので相性がいいと考えて採用した。
日ネクを止めようとしてくるカバディンルーラッシャあたりに打点を持てるのが偉いが、ハッサムに無限に後投げされて日ネクともども受けられるので微妙だったかも。
調整意図:
CSぶっぱ
特殊アタッカー枠
パーティ内に特殊アタッカーが居なかったので採用。
テラスが余ることが多いのと黒バド相手に控えにおけるポケモンの選択肢を増やしたかったので身代わりステラテラバのエナジーのハバタクカミとした。
この枠はゴリランダー以上に考察不足で、もっと色んなポケモンを試したいところ。
調整意図:
HBぶっぱ
禁伝対策枠②
コライドン、ザシアン担当。また、白バドがどうしようもない展開が多かったので、そういう時に出していくことが多かった。
食べ残しがディンルーに取られているため、ゴツメのねむねご型とした。
ドデカバシや日ネク対面でコライドンが炎テラスを切ることが多いので、攻撃技にはウェブタを採用。
調整意図:
前期結果を残していた個体の丸パクリ
禁伝対策枠③
ホウオウやムゲンダイナ系統、ミライドンや黒バド入りにも出していた。
パーティ全体でグライオンがキツイので、グライオン入りには日ネクと合わせて出すことで苦しいながら対策としていた。
お試しで前期の結果を残していた型を丸パクリして使ってみましたが、受け対策に留まらず、ステロ巻きや詰め要員として非常に強力でした。
【最後に】
ここまで読んでくださった皆様ありがとうございました。
構築としては練り切れていない部分が多いですが、ドデカバシのポテンシャルの高さが伝われば幸いです。
来期も特定のポケモンをピックアップして使っていこうと思っているので、ドデカバシも引き続き研究対象としていければと考えています。
何か質問などありましたらX(@yukiyan_pokemon)までお願いします。