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リーフィア&ブラッキーで高レートを目指す!

【SV S18サブROM使用構築】ドデカバシネクロ【最終735位 R1961】

S18お疲れさまでした。ゆきやんです。

 

今回、目標としていたレート2000は達成できませんでしたが、面白いポケモンを見つけたので一つの研究結果として記事に残します。

こちらはいつものリフィブラ構築ではないですが、良ければご覧ください。

 

【構築】

 

【コンセプト】

ドデカバシの初手性能を生かした構築を考える

 

【構築経緯】

メインROMにてコライドンをリーフィアで処理するためのテラス択を回避するために、コライドンにテラスを切らせつつ削りを入れられるポケモンを考えていた際に、当時スケショコライドンがほぼ居なかったこともあり、くちばしキャノンに注目した。

パオジアンのような他の弱点をつける襷枠と違い、スカーフとんぼ返りでも火傷させることができるため、コライドンに無駄に襷を消費させられることがない。

実際に襷ドデカバシをメインROMで使ってみたところ、コライドン対面以外でも幅広く活躍していたため、主軸として研究することとした。

ドデカバシを初手で使う上で最も多い展開がパオジアンをロックブラストで倒した後に裏から黒バドやハバタクカミが出てきて処理しに来る展開だった。

この時ゴースト技を撃たれることがないため、引き先として日食ネクロズマを出し、トリルしながら対面処理する展開が強いと考え、禁伝枠は日食ネクロズマとした。

結局使っている中でトリルはディンルーラッシャなどに邪魔される展開が多くて抜けていったが、ドデカバシネクロズマ@1の形を基本として構築を組んでいった。

残り1体の枠は相手の禁止伝説に合わせて出していく、黒バドは上の展開では襷型に対応できないため、先制技持ちのゴリランダーとステロ持ちのディンルーを採用。

ゴリランダーは対カイオーガ意識のチョッキ、ディンルーは対受け系統を意識したノーウエポン型とした。

ドデカバシを初手で使い切ってしまってコライドンが出てくる前に処理されていることが多かったので、対コライドンとしてヘイラッシャを採用。

対ザシアンについてもドデカバシで火傷を入れられるが、剣舞をガン積みされてしまう展開が多かったのでヘイラッシャによってこちらについてもケアができるようになった。

最後は特殊のポケモンが欲しく、テラスが余る展開が多かったので身代わりステラテラバ型のハバタクカミを採用した。

 

【単体解説】

調整意図:

HAぶっぱ残りS

 

今回の研究対象。

くちばしキャノンはぶっ壊れ技なので、それだけで使う価値がある。

技の仕様を少し解説すると以下の通り。

・加熱のタイミングは優先度+6。オオニューラの猫だましやカイリューの神速、コライドンのとんぼがえりの上から加熱して火傷を入れることができる。

・攻撃のタイミングはー3。ママンボウクイックターンの下から攻撃することができ、ゆきなだれ、カウンター、ほえる、トリックルームの上から攻撃する。

接触技のダメージを受けた直後に火傷効果が発生するので連撃ウーラオスの水流連打は1発目のみ通常ダメージ、残り2発は火傷後のダメージとなる。

・加熱効果はドデカバシが眠っていても発動し、攻撃のタイミングで起きるかの判定が行われる。麻痺や混乱、氷状態についても同様に加熱効果だけは必ず発生する。

つまり、接触技しか持っていない相手に対しては優先度+3で火傷を撒くことができ、ほぼ確実に下から攻撃するため、流行りのママンボウ相手にも裏のアタッカーにダメージを入れることができる。

タイプ一致威力100の技なので耐久を振っていないハバタクカミくらいなら確定1発。

襷を盾に1体処理した後に裏のポケモンに火傷だけ入れるといったことも多くあった。

耐久に振ることで陽気鉢巻き連撃ウーラオスの水テラス水流連打に対してもくちばしキャノンの火傷の仕様で高確率で耐えることができる。

ここまでくちばしキャノンのみの強さを解説したが、加えてスキルリンクからの2種類のサブウエポンと叩き落とすが偉すぎる。

ロックブラストはパオジアンが5発で確定で落ちる。H振りカイリューもステラテラスを切ればマルスケ込みで乱数で落ちる。

タネマシンガンは初手でかち合ったステロ巻きのカバやディンルー、何かよくわからないから受けに来たヘイラッシャ、キョジオーンに対して撃つ技であり、カバはHB特化でも確定2発でまとまるくらいの火力が出る。H振りカイオーガを1回で倒しきるにはステラテラスが必要。

叩き落とすは舐めて突っ張ってきた黒バドを何体も屠った。

このポケモンだけ文章量えぐいことになっているが、それくらい評価している。

ただ、ブリジュラス入りだけは本当に出したくないので、そこに対して抗える選出を作る必要があった。

 

調整意図:

A11n調整残りHD高めにし、黒バドのアストラルビットを余裕をもって耐えるように

 

禁伝枠。

襷を盾に仕事したドデカバシを処理しに来たハバタクカミ、黒バドからの引き先として採用、弱点保険メテオドライブで黒バドを倒しに行く。

テラスタイプは地面としてドデカバシが出しづらいミライドンに対してボルチェンで逃がさずに倒しに行くほか、地震の火力を上げる。

技は無効タイプのないメインウエポンのメテオドライブ、非接触メテオドライブの通らない水タイプへの打点となるフォトンゲイザー、鋼、電気への打点になる地震、体力管理のための朝の陽ざしとした。

ドデカバシが火傷による起点作成を行うことができるので、積技も欲しかったが対面処理できる幅を広げるために上記の技構成とした。

構想初期はトリル採用の型だったが、トリル弱点保険してもヘイラッシャやディンルーに引かれると本来の役割対象のハバカミ黒バドに逃げられた上に処理されてしまうので、最終的には不採用となった。

想定通りに動かしても役割対象を1体倒すのがやっとなので、禁伝枠でやることとしてはもったいなかったと感じた。

ここがもっとパワーを出せる構築にできると結果に繋がるのではないかと考えている。

 

調整意図:

HDぶっぱ

 

禁伝対策枠①

カイオーガ、ミライドン意識かつ地震を半減に抑えて日ネクをサポートできるので相性がいいと考えて採用した。

日ネクを止めようとしてくるカバディンルーラッシャあたりに打点を持てるのが偉いが、ハッサムに無限に後投げされて日ネクともども受けられるので微妙だったかも。

 

調整意図:

CSぶっぱ

 

特殊アタッカー枠

パーティ内に特殊アタッカーが居なかったので採用。

テラスが余ることが多いのと黒バド相手に控えにおけるポケモンの選択肢を増やしたかったので身代わりステラテラバのエナジーのハバタクカミとした。

この枠はゴリランダー以上に考察不足で、もっと色んなポケモンを試したいところ。

 

調整意図:

HBぶっぱ

 

禁伝対策枠②

コライドン、ザシアン担当。また、白バドがどうしようもない展開が多かったので、そういう時に出していくことが多かった。

食べ残しがディンルーに取られているため、ゴツメのねむねご型とした。

ドデカバシや日ネク対面でコライドンが炎テラスを切ることが多いので、攻撃技にはウェブタを採用。

 

調整意図:

前期結果を残していた個体の丸パクリ

 

禁伝対策枠③

ホウオウやムゲンダイナ系統、ミライドンや黒バド入りにも出していた。

パーティ全体でグライオンがキツイので、グライオン入りには日ネクと合わせて出すことで苦しいながら対策としていた。

お試しで前期の結果を残していた型を丸パクリして使ってみましたが、受け対策に留まらず、ステロ巻きや詰め要員として非常に強力でした。

 

【最後に】

ここまで読んでくださった皆様ありがとうございました。

構築としては練り切れていない部分が多いですが、ドデカバシのポテンシャルの高さが伝われば幸いです。

来期も特定のポケモンをピックアップして使っていこうと思っているので、ドデカバシも引き続き研究対象としていければと考えています。

 

何か質問などありましたらX(@yukiyan_pokemon)までお願いします。

 

【SV S18メインROM使用構築】ブラアーラサイクル【最終756位 R1958】

S18お疲れさまでした。ゆきやんです。

 

今回、最終3桁順位を達成しましたので、目標としていたレート2000には届きませんでしたが、簡単に記事に残します。

【構築】

 

【コンセプト】

スカーフルナアーラで奇襲し、有利にサイクルを回す

 

【構築経緯】

禁伝解禁ということで、前期まで使用していた晴れパはコライドン解禁により、ガードが高まると考えたため、対策側に回る方針でリーフィアをコライドンハバタクカミに役割を持たせるための展開から考え始めた。

フェアリーテラバのリーフィアは流石にバレバレすぎるため、テラスを切られても対応できるようにゴースト枠でフレアドライブを誘発させ、反動ダメージと削りを入れてソラブレで倒す方針とした。

このゴースト枠については、コライドンに対して行動保証があり、ニトチャ2回で処理されない必要があるため、この条件を満たすルナアーラを禁伝枠とした。

特化シャドーレイ+反動ダメ+珠ソラブレでギリギリなので、ルナアーラは耐久瞑想型ではなく控え目スカーフ型とした。

 

コライドンのS上昇は1回までしか許容できないため、2上昇以上を防ぐためにヒードランを採用。

ブラッキーと組み合わせる形で実績があり、聖炎地震のホウオウやグライオンを完封できる風船持ちのステロ型とした。

 

ブラッキードラン、スカトリブラッキー絡みの選出として使い勝手の良かった水オーガポンを採用。

型はルナアーラを見て出てくるステロ枠を対策できるように挑発と回復技の光合成は確定として最初はHB特化の宿木持ち1ウエポンでしたが、最速グライオンを抜きたい場面が多かったので、S調整を行った2ウエポンとした。

 

最後に禁伝対策枠として、ミライドン、黒バド、テラパゴスに強いチョッキ原種ガチグマを採用。

結果としてフェアリーテラス、風船込みの無効タイプ10種でサイクルを形成できるようになった。

 

【単体解説】

調整意図:

珠ダメを減らすため、H個体値29の個体を採用。

ソーラーブレード+みわくのボイスでH4振りコライドンを確定

葉緑素込みスカーフ136族抜き

 

相棒枠。

コライドン+ハバタクカミやコライドン+イーユイに強そうな顔をしているが、相手依存の晴れターン、お互いのテラスの残り状況によって基本的に想定通りの展開にならないため、プランとしては破綻してる寄り。

先にこちらがテラスを切っておくことでコライドン対面のテラス択を軽減したいが、裏にテラスを切ると別のタイミングでコライドンが炎テラスを切っていると困るし、リーフィアを先に展開したくても晴れてないとどの対面も負ける。

机上論としては面白いと思うので、今後に期待。

 

調整意図:

HBぶっぱ残りS。

 

相棒枠。

使い慣れたいつもの型で採用。

テラスタイプを変える案もあったが、鉢巻きカイリューの逆鱗を受ける展開が多かったので、そのままフェアリーテラスとした。

 

調整意図:

CSぶっぱ残りH

 

禁伝枠。

コライドンを削ってリーフィアのソラブレ圏内に入れたいため、火力特化。

S13で使用したスカトリ鬼火ゴウカザルブラッキー水ポンの使用感がよかったので、同じことができるスカーフ型で採用しました。

鬼火はあまり使うことがなかったので月の光にしたところ、立ち回りの幅が格段に広がったので、技構成はこの形が一番だと思います。

やってることはマルスケで行動保証のあるスカーフサーフゴーなので弱いわけがない。

行動保証があるスカーフ枠という点で黒バドにはできない強みがあり、特に対ミライドンをフェアリーテラス+ガチグマで対策しているため、ミライドン相手にもスカトリを積極的に狙っていける点が高評価でした。

 

調整意図:

眼鏡ハバタクカミのシャドボ2耐え

S2段階下降の135族抜き

残りB

 

ブラッキードランのドラン枠。

コライドンのS上昇を防ぐ枠ですが、結果として相手に晴れターンを管理されてしまうため、プランとしては上手くいかないことが多かったです。

サイクルの中でルナアーラの圏内に入れるためにマグストを連発するので、こちらについては外し負けは割り切るしかない。

S調整はHBマッドショットリーフィアを使っていた時の名残なので、もっと耐久を伸ばした方がいいと思います。

技はメインウエポンのマグストとハバタクカミを倒すためのヘビボン、ディンルーや霊獣ランドロスに押す鬼火、サイクル下で削りを入れるためのステロです。

環境初期のホウオウは厚底ブーツが多かったのでルナアーラでスカトリした後にこのヒードランでステロを撒く、ホウオウがテラスを切ってきた場合は鬼火を入れる形で処理していました。

 

調整意図:

陽気鉢巻き水ウーラオスインファイト確定耐え

最速95族抜き

 

ブラッキー水ポンの水ポン枠。

パーティ内に水半減がリーフィアしかいないため、貴重な水の一貫を切る枠として出すことが多い。

補助技対策としてはアンコールが採用されていることが多いが、グライオンの毒毒やディンルーのステロ、カバの欠伸を防ぐために挑発採用とした。

カイオーガ入り相手の場合は絶対選出になるほか、対ザシアンでルナアーラの圏内に入れるために出すことも。

ミラコラに無限に隙を見せるのが弱かったので、改善の余地あり。

 

調整意図:

Aぶっぱ、残りHD振り分け

 

禁伝対策枠。

赫月ガチグマと違い、役割対象のミライドン、黒バド、テラパゴスの瞑想に耐性がある。

技はメインウエポンの地震、テラパゴスと殴り合うためのドレインパンチ、フェアリーテラスを切ったミライドンや黒バドへの打点のダストシュート、最後の枠は最初はカイリューランドへの打点で冷凍パンチだったが、最終盤は黒バドへの打点として嚙み砕くとした。

テラスタイプはミライドンのマジシャや黒バドの草技、ドレキを半減でき、ダストシュートのダメージを上げられる毒テラス。

特性はテラス込みでハバタクカミに強くなる防弾もあるが、毒びしにただ乗りできる根性。

ホウオウや受け対策として注目される前から使っているので変に逆張りしたみたいな感じになったが、フェアリーに弱点を突かれない地面チョッキ枠としてシンプルに強かった。

 

【最後に】

ここまで読んでくださった皆様ありがとうございました。

禁伝環境をリフィブラで戦うのは初めてでしたが、もっとしっかりとしたプランがないと厳しいと感じました。

しばらくはリフィブラから離れて色んなポケモンを試そうかなと思っています。

 

何か質問などありましたらX(@yukiyan_pokemon)までお願いします。

 

【SV S17使用構築】超古代活性晴ワワー【最終78位 R2074】

S17お疲れさまでした。ゆきやんです。

 

今回、最終2桁順位を達成しましたので、記事に残します。

ウネルミナモ以外は前期の構築そのままですが、良ければ一読していただけると嬉しいです。

 

【結果】

メインROM(TNサーヤ):最終78位(レート最高最終2074)

サブROM(TNゆきやん):最終463位(レート最高2053最終1941)

※サブROMはリフィブラ枠を別のポケモンと入れ替えて使用。

 

【構築】

 

【コンセプト】

キュワワーは初見殺し性能は前期でバラしたので、古代活性アタッカー2体を基本選出として勝てるようにする。

ミナモホムラで勝てないと判断した相手やキュワワーで全部倒せそうな相手にはキュワワーを通す。

 

【構築経緯】

前期の構築は赫月ガチグマを起点にキュワワーで3タテするコンセプトでしたが、バレた相手には簡単に対策されてしまい、常に選出択が発生するのが難点でした。

構築記事も公開したので流石に前期で賞味期限切れかと考えていましたが、前期の2100チャレでウネルミナモがチョッキ赫月ガチグマをテラス無しの急所で飛ばしてそのまま勝った試合を思い出し、控え目C活性のウネルミナモであれば急所無しでもこの状況を高い再現性で実現でき、有利に展開できるのではないかと考え、ミナモだけ型を変えて同じ並びで使ってみることに。

 

控え目ウネルミナモのパワーはすごく、裏から出てくるカイリューや瞑想ハバタクカミがテラスを切ることでそのまま吹き飛んで行ったので、3枠目にキュワワーを採用する必要が無くなり、コータスミナモホムラが基本選出になり選出択のストレスがなくなりました。

残りのポケモンについては、キュワワーは知っている人に対しての選出誘導枠になりながらキョジオーンやママンボウ系統への強さや単体スペックは前期の実績から信頼しているため続投。

タケルライコ入りがまだキツイので、多少抗えそうなアッキバトンのリーフィアも続投。

ブラッキーカイリューに強い無難なHB食べ残しで回してましたが、カイリューもミナモが解決してくれるようになったので、結局最終日付近は前期同様グライオンを嵌めて勝てるくろまなスキスワ型にしてました。

 

【単体解説】

 

調整意図:

・陽気ASぶっぱ、残りS

 

相棒枠。

前期同様コータスがステロを撒いた後の引き先として霊獣ランドロス地震を受けながらアッキのみを発動し、剣舞を積み裏から出てきたライコの竜技をフェアリーテラスを切って突破を狙い、不利な相手が出てきた場合はホムラにバトンするのが想定展開。

ただ、今期はバレているのでランドがリーフィア対面で引かずに挑発されるケースが多かったです。

結局タケルライコ相手もミナモホムラと出してハイドロスチーム+炎技で倒しに行く方針で、相手が竜技読みでテラス切ってくれればラッキーと考えて動くことが多かったので選出率は前期より低かったです。

 

選出率5位

 

調整意図:

TOD意識でH振り切り

・4振りグライオン抜き

・赫月ガチグマ、ヒードラン意識で残りD

 

相棒枠。

前期同様、グライオンを初手で詰ませる黒い眼差しTOD型で使用しました。

前期の晴れパにゴチルゼルが採用されているものも見ましたが、こういう交代を封じて嵌めるポケモンは決まれば即ゲームエンドまで持っていけるので、基本選出が強い構築の選択肢としてとても強力だと感じました。

最終日のレート2000帯からの試合をこのブラッキーが2勝もぎ取ってくれたので、最後に戻して本当に良かったです。

 

選出率 6位

 

調整意図:

・生意気HDぶっぱ、残りB

 

ダメージ計算:

・控え目赫月ガチグマのノーマルテラスブラッドムーンが乱数1発(50%)

・控え目眼鏡ブリジュラスの流星群が乱数1発(43.7%)

・ジャイロボール採用のため最遅

 

安心と信頼の晴れ始動要員。

前期同様、ステロが欲しいのでだいたい何でも1発耐えてステロを撒く熱い岩型です。

今期は序盤に初手持久力ブリジュラスが流行っていてステロが撃ちやすかったのですが終盤にはまたパワフルメテビが増えている印象でした。

また、霊獣ランドロスが挑発を入れながら晴れターンを枯らしに来たり、控え目襷ハバタクカミがシャドボ2回で落としに来たりと相手のコータスの対処が上手くなっているのが辛かったです。

 

選出率 1位(統計取っていないですが恐らく100%)

 

調整意図:

・控え目Cぶっぱ、H奇数調整、残りBDS

 

ダメージ計算:

・H4振りハバタクカミをステロ+C2段階上昇テラスドレインキッスで高乱数1発(87.5%)

・ステロで1/4ダメージが入ったH252振りのノマテラカイリューをC2段階上昇テラスドレインキッスで確定1発

・157-184までのHBベースのドヒドイデが1成長アシストパワーで確定1発(※前期のHDドヒドイデ確定は誤りでした。申し訳ありません。)

 

最近sleepの話題ばかり見るようになったパーティを飾る可愛いお花。(sleep実装が先月だったらシーズン中に変に注目を集めることもなかったかもしれない…)

ミナモホムラが通しづらい相手として相手の竜枠に強いフェアリー枠が必ず必要なので、ハバタクカミとの選択になりますが、前期の構築を少しでも知っている人であれば警戒必須のポケモンなので相手の選出を歪められ、対受け系への信頼度がキュワワーの方が高いので続投となりました。

技構成はメインウエポンのドレインキッスと積技のせいちょう、受け破壊のアシストパワーと挑発で完成されているので変更無し。

運用としては、ミナモホムラで押し切れなさそうな相手に出していく想定ですが、使えば使うほどミナモホムラでよくね?ってなってしまったので前期より選出率は低め。

主にいたずらごころや高速アンコールを絡ませたママンボウサイクルに強い点と回復しながら高火力で殴れてキョジオーン入りやチオンジェン入りに強い点を評価して出すことが多かったです。

鋼テラスグライオンが減ってくれれば、もっと刺さりやすいんですけどね…

 

選出率 4位

 

調整意図:

・Cぶっぱ

・水テラス時、臆病ハバタクカミのムーンフォース+意地カイリューの神速確定耐え

・準速100族抜き

 

ダメージ計算:

・活性時晴れハイドロスチームで213-86チョッキノマテラ赫月ガチグマが乱数1発(62.5%)

・活性時晴れハイドロスチームで控え目HDノマテラ赫月ガチグマが乱数1発(93.7%)

・活性時晴れテラスハイドロスチームで瞑想1積みのH252ハバタクカミが乱数1発(50%)→ステロ込み確定1発

・活性時晴れテラスハイドロスチームでH252カイリューがステロ込み乱数1発(75%)

・流星群でH252カイリューマルスケ込み乱数1発(37.5%)→活性時確定1発

・活性時晴れハイドロスチームでH252タケルライコを確定1発

・活性時晴れテラスハイドロスチームでHDハピナスがステロ込み確定2発

 

本構築を今期も続投するきっかけとなった火力の塊。

臆病から控え目のC活性にすることで初手コータス赫月ガチグマの展開からテラスを切らずにテラス赫月ガチグマ処理することができる。

大抵の人はミナモ赫月ガチグマ対面でテラスを切ってくれるので、そのあとはハバタクカミが来てもカイリューが来てもテラスハイドロスチームで貫くことができ、そのあと削れたミナモが処理されたとしても裏のホムラでラス1対面となってそのまま勝ち切るというのが基本的な勝ちルート。

上の想定ルートだけでも使う価値があるのですが、ダメージ計算にあるようにC活性+火力特化にすることで半減で受けて対処することを想定しているところが軒並み受からなくなります。

ライコ対面も相手が竜技警戒でテラス切ったらそのまま吹き飛ぶので相性無視してハイドロスチームを押していました、択に負けても裏のホムラの炎技圏内に入ります。

終盤に晴れキュワワーで受けルを倒しているところが動画で取り上げられていたので、最終盤でラウドボーンやサーフゴー入りの受けルを見たときはキュワワーではなくミナモを通しに行くことが多かったです。ハピナスドヒドイデも受け出し間に合いません。

素早さを削ってSブーストを失ったことで最速イーユイやウガツホムラ、オーガポンに抜かれやすくなってしまうという点がありますが、元々タイプ上有利であったり、イーユイは控え目眼鏡、オーガポンはHBとこのウネルミナモでも抜いている場面も多かったのでそこまで気になりませんでした。

最初はSブーストを失うことに懐疑的でしたが、今は控え目C特化しか考えられません。

 

選出率 2位

 

調整意図:

・古代活性でSブーストするようにして、AS残りHBD

 

ダメージ計算:

・テラス晴れだいふんげきでH252カイリューを中乱数1発(56.2%)

・テラス晴れだいふんげきでH252赫月ガチグマ確定1発

・晴れだいふんげきでH252タケルライコが乱数2発(57.4%)→ミナモのハイドロスチームと合わせると高乱数で落とせる。

 

第2の晴れエースであり、ミナモの裏から出てくるスイーパー。

ミナモを受けられる水オーガポンや貯水ドオーに強く、ミナモを上から処理してくるラティやトドロクツキなどの高速ドラゴンに対してもSブーストで上から炎技で押し切れるため、ミナモの裏に置いてミナモが突破されてからホムラで詰める展開が多い。

ミナモと比較すると攻撃技のリスクが大きいため、先にミナモで暴れてからホムラの一貫を作るよう意識すると勝ちに繋がりやすいです。

メテビブリジュラスのように上手くコータスからの展開ができず、いきなり1VS3の不利な展開になってもそこから1体で勝ち切ることもあったので捲り性能はミナモよりも高く、頼れる高火力スイーパーでした。

 

選出率 3位

 

【その他リフィブラの枠を変えて試したポケモン

サブROMはリフィブラを別のポケモンにして試していたので、供養としてそのポケモンも紹介します。

調整意図:

・ASぶっぱ残りH

 

どくびし対策枠兼タケルライコ系統に雰囲気強い枠。

オオニューラに常にどくびし1回+αの仕事をされるのがきついので、高速スピンが撃てて強そうポケモンで前期結果を残されていたチョッキイダイナキバです。

晴れとのシナジーで火力もあり、地面打点や氷打点を打てるのが使いやすく、ここまでは確定としていました。

 

調整意図:

カバルドンをドレパン+水テラバで倒すためにAぶっぱ

・耐久ラインは晴れ下のトドロクツキの持ち物有りテラスアクロバットを3回耐えるようにして残りは眼鏡ハバタクカミ意識でD振りのはず(ちょっと忘れちゃいました)

 

トドロクツキを対策したい枠その①

鉢巻きはたきのダメージを最小限にするためもブーストエナジーを持たせ、裏に控えていることの多いカバやAキュウコンにも勝てるようにA振り切り、同じく裏にいることの多いアシレーヌを抜けるようにSを4振り60族抜きとした。

トドロクツキへの後出し性能は最高でしたが、イダイナキバと合わせて格闘2枠のためラティがさらに重くなり、グライオン入りへの対策もしたいため、別のポケモンを使うことにしました。

 

調整意図:

・最速110族抜き、B方面をできるだけ上げたいためBぶっぱ残りH

 

トドロクツキを対策したい枠その②

初手コータスからのトドロクツキ対面の引き先として想定、裏から出てくる天候要員をキャッチして処理した後に晴れエースを通すプランを考えていました。

このトドロクツキのメリットは挑発でグライオンに強い点と受けルのヘイラッシャをキャッチして処理できる点で受けルに雰囲気強そうな点とエスパーの一貫が切れてオーガポンやラティを抜けて見た目強そうであること。

このポケモンのおかげでレート2050まで行けたのですが、そのあと負けまくったので結局ここの正解がわからなかったです。

 

【選出】

コータス+ウネルミナモ+ウガツホムラ

→今回の基本選出。前回は渦カイリューで崩壊していましたが、今回は活性流星群で確定1発が取れるので、そのままカイリューを突破するかテラスを切らせてからミナモ再展開またはホムラでの突破が狙える。

ブリジュラス入りは中盤まではHD持久力が多かったのでコータスから投げていましたが最終盤はメテオビームや眼鏡流星群ばかりだったのでミナモから投げていました。

 

コータス+ウネルミナモorウガツホムラ+キュワワー

キュワワー選出。主にドヒドイデ入りやチオンジェン入り、キョジオーン入りなどに出すことが多いです。

 

コータスリーフィア+ウガツホムラ

→ランドライコアシレやキョジオーン炎オーガポンなど、上の選出より刺さっていると判断した場合に出すバトン選出。

 

ブラッキーコータス+ウネルミナモorキュワワー

グライオン入りの受け系統相手に。ミナモかキュワワーの選出基準としては、ラウドボーンなどのキュワワーで倒しきれない相手がいるかどうかとなります。

 

【最後に】

ここまで読んでくださった皆様ありがとうございました。

蓋を開けてみればウネルミナモを除いて前期と全く型を変えずに潜っていたということになりますので、前期の記事もご覧いただいた方には物足りない記事だったかと思います。申し訳ありません。

同じリーフィア使いのユーグレナさんがリフィブラの枠をリーシア(リーフィア+グレイシア)に変えた並びでレート2000を達成されており、記事を公開予定とのことですので、是非ご覧ください!

euglenapoke.hatenablog.com

 

S17の感想ですが、前期届かなかった念願の最終2桁順位を達成することができ、とても満足しています。

レギュレーションFは晴れパのパワーのおかげで最後まで楽しく潜ることができ、なかなか超えられなかった目標を達成することができました。

次は伝説有りの魔境となり、一層リフィブラの肩身も狭くなっていきますが、また強い構築を見つけてレギュF以上の好成績を残していけたらと思います。

 

何か質問などありましたらX(@yukiyan_pokemon)までお願いします。

 

【順位画像など】

【SV S16使用構築】古代活性晴ワワー【最終106位、最終249位】

S16お疲れさまでした。ゆきやんです。

 

今回、自身3度目、SVS1以来のレート2100を達成しましたので、記事に残します。

数日前に少し話題になった珍しいポケモンも入っていますので、良ければ一読していただけると嬉しいです。

 

【結果】

メインROM(TNサーヤ):最終106位(レート2108)

サブROM(TNゆきやん):最終249位(レート2030)

 

【構築】

 

【コンセプト】

炎1/4の古代活性アタッカー2体を採用することで相手の炎と鋼枠の選出を抑制し、成長キュワワーを通す。

再戦などキュワワーに対して意識が向いた相手には古代活性組を両選出し、上から火力でごり押す。

 

【構築経緯】

2シーズン続けて晴れパを使った結果、わかっていても相手のハバタクカミが重く、どの型でも晴れエースの上から邪魔されて負ける展開が目立った。

死に出しのハバタクカミに対して眼鏡の火力で縛られないよう先制技で縛ることができ、耐久振りの水テラスハバタクカミには先制技を耐えられたり上から電磁波甘えるをされてもそのまま全抜きを狙える、そんな夢のようなポケモンを探していたところ、キュワワーがこの条件を満たせる可能性があることに気付いた。

攻撃しながら回復できる上に優先度が神速よりも高いため、ハバタクカミと同様に選出されることの多いカイリューにも縛られるどころか逆に起点にできる展開も考えられるため、構築の軸にすることとした。

 

眼鏡ハバタクカミを倒しきるにはステロ+C2段階上昇が必要だが、コータスの晴れ+成長はこの条件を比較的容易に満たすことができるため、晴れ始動要員にコータスを採用。

初手対面することの多い暁ガチグマや霊獣ランドロス相手でもステロを撒きたいため、慎重HDベースで持ち物は脱出パックではなく熱い岩での採用とした。

 

キュワワーを通す上で相手の鋼枠や炎枠の選出をできるだけ避けたいため、選出誘導兼晴れエースとしてウネルミナモとウガツホムラを採用。

キュワワーを展開する前に2番手として選出し、晴れターンをできるだけ使わずに高火力で荒らしつつ相手に先にテラスを切らせるため、両方とも拘り火力アップアイテム持ちとした。

 

ここまでで基本選出は決まったため、相棒のリフィブラはピンポイントにメタを張ることにした。

リーフィアはランドライコを意識した妖テラスのアッキ剣舞バトン型、ブラッキーは初手のグライオンを嵌められる黒まなスキスワ型で採用した。

 

【単体解説】

 

調整意図:

・陽気ASぶっぱ、残りS

 

相棒枠。

コータスがステロを撒いた後の引き先として霊獣ランドロス地震を受けながらアッキのみを発動し、剣舞を積み裏から出てきたライコの竜技をフェアリーテラスを切って突破を狙い、不利な相手が出てきた場合はホムラにバトンするのが想定展開。

また、剣舞を積む前にライコと対面した場合でもテラス剣舞からバトンで迅雷をよけながらウガツホムラに繋ぐと炎技で半減であっても貫通でき、その後ホムラが裏の眼鏡ハバタクカミなどに突破されたとしてもコータスリーフィアが両方生き残っているため、再度晴れ展開して上からスイープすることができる。

他にもキョジオーンを剣舞の起点にしつつ相手にテラスを切らせ、ホムラにバトンして倒しに行くといった運用が可能。

ホムラ以下の中速、低速サイクルを破壊するギミックと高速アタッカーへのスイーパーの要素を併せ持つため選出時に腐ることがほぼなく、球アタッカー以上に使い勝手が良かったです。

 

選出率5位

 

調整意図:

TOD意識でH振り切り

・4振りグライオン抜き

・暁ガチグマ、ヒードラン意識で残りD

 

相棒枠。

当初はいつものHB特化の欠伸ねがまも型を使用していましたが、今回はサイクルを回す気がなく、ほぼ選出しなかったため、グライオンを初手で詰ませる黒い眼差しTOD型で使用しました。

役割対象として想定したのはグライオンドヒドイデ、挑発を持っていないマグスト大地のヒードランで最初は食べ残しを持たせていましたが、運用している中で赫月ガチグマやオオニューラもワンチャン嵌められそうだったので隠密マントを持たせました。

技構成は嵌め要素の黒い眼差しと眠る、耐久力アップとS操作ができ、嵌めた後ダメージ手段となる呪いとグライオンを最終ターン付近で突破するための手段となり、ヒードラン、赫月ガチグマを嵌めることも可能なスキルスワップです。

結果として想定したところで嵌められたのはグライオンドヒドイデくらいでしたが、グライオンについては毎試合嵌めることができましたし、ピンポイントメタで採用した割には思ったより役割対象以上に広範囲を嵌めれる可能性を感じたので悪くなかったです。

特性のシンクロは電磁波カイリュー意識です。アンコールがあるので嵌められるかちょっと怪しいですが、少なくともスキスワによるマルスケ剥がしやゴーストテラス呪いがあるので裏の補助くらいはできそうな感じです。

 

選出率 6位

 

調整意図:

・生意気HDぶっぱ、残りB

・控え目赫月ガチグマのノーマルテラスブラッドムーンが乱数1発(50%)

・控え目眼鏡ブリジュラスの流星群が乱数1発(43.7%)

・ジャイロボール採用のため最遅

 

安心と信頼の晴れ始動要員。

クッションとして複数回の晴れ始動を狙うオバヒ脱出型ではなく、だいたい何でも1発耐えてステロを撒いて後続の展開を押し付けるための熱い岩型です。

脱出パック型を想定して動いてくる相手がほとんどで、がんぷうなどの少ないダメージでステロを撒けてそのまま欠伸展開になることもよくありました。

初手のハバタクカミがパワージェムで突破を狙ってきたり、挑発を撃ってくることが多いのでジャイロボールは必須で、炎技には挑発を入れられた状態でハバタクカミを突破した後に竜舞を積みに来るカイリューに確実に火傷を入れられる嫉妬の炎を採用しました。

この挑発ハバタクカミを突破した後に竜舞カイリューに火傷を入れて即降参をもらったり、初手のラム竜舞カイリューに欠伸+嫉妬の炎で眠りを入れられる展開があったため、嫉妬の炎採用は大正解でした。

今期はブリジュラスのメテオビームや眼鏡テラス流星群、暁ガチグマのノマテラブラッドムーンで何も出来ずに落ちることもありましたが、それでも初手要員として非常に優秀でした。

 

選出率 1位(統計取っていないですが恐らく100%)

 

調整意図:

・控え目Cぶっぱ、H奇数調整、残りBDS

・H4振りハバタクカミをステロ+C2段階上昇テラスドレインキッスで高乱数1発(87.5%)

・ステロで1/4ダメージが入ったH252振りのノマテラカイリューをC2段階上昇テラスドレインキッスで確定1発

・HDドヒドイデが1成長アシストパワーで確定1発

 

本構築の基軸でありMVP。

恐らくこの構築記事を読みに来た皆様の9割以上がこのポケモンを見に来たことでしょう。

ヒーリングシフトという特性とテラスタルの威力上昇の仕様により、ドレインキッスが優先度+3先制技でありながら、威力60で与えたダメージの75%を回復するというインチキ性能の技となり、ここにタイプ一致やテラス補正、命の球の補正が乗るため、想像以上に火力が出る。逆に言うとテラスを切らないと思った以上に火力が出ないので注意が必要。

耐久面もHに振り切っているので、テラス無しであれば眼鏡ハバタクカミのムーンフォースや意地っ張りパオジアンのつららおとし、意地っ張りカイリューアイアンヘッドくらいは耐えてくれるため、壁などの起点作成のお膳立て無しで成長を積むことができる。

とはいえ流石に半減相手に殴り合うのは厳しく、耐久ラインも相手のテラス無しを前提としているため、晴れパによる炎、鋼枠の選出誘導と相手に先にテラスを吐かせる展開作りがカギになるので、本構築では赫月ガチグマをターゲットとしてコータスでステロの後にウネルミナモを出し、テラスを吐かせてブラッドムーンで突破してもらうことで成長を積む形を取っていた。

後ほど話題に出しますが、キュワワーの戦術がバレる前はこの暁ガチグマの裏にハバタクカミ、カイリュー、パオジアンがいることがほとんどだったので、そのまま3タテしていました。

また、成長はAも2段階上がるため、アシストパワーとの相性がよく1積みで威力100、2積みで威力180になる。

選出を抑制できていない毒タイプや耐久ポケモンの毒テラスに対してこのアシストパワーが偉く、挑発と合わせてキョジオーン入りやドヒドイデやドオー、ママンボウなどが入った受け寄りの構築に対しても積極的に通すことができました。

挑発はアンコールと悩んだ結果、ドヒドイデを起点にするための採用でしたが、アンコール持ちのカイリューを起点にする際にも重宝し、地味に100族もあるSラインが生きていて強力でした。

炎ポンやサーフゴーなどでしっかり対策されると脆いポケモンなので、今後は今期ほどのパワーを出すことはできないかもしれませんが、普段苦しめられているハバタクカミやカイリューの上から優先度の暴力で殴るのはやみつきになる強さでした。

 

選出率 2位

 

調整意図:

・古代活性でSブーストするようにして、CS残りHBD

 

古代活性アタッカー①

S14の構築から続投の頼りになる晴れアタッカー。細かいダメージ計算などはS14の記事をご参照ください。

火炎放射で最終日18時くらいまで潜っていましたが、ほぼ使う場面がなかったのと、ブリジュラス対面で頑丈をつぶしながらコータスバックする動きが強そうだったのでクイックターンに変更しました。

数戦しかできていませんが、すぐにクイックターンが生きた試合があったため、こちらの方がおすすめです。
今期は脱出コータスからの展開で赫月ガチグマを倒しきるプランではなく、ガチグマにテラスを切らせたうえでブラッドムーンで倒されるプランを採用したため、出落ちの場面も多かったですが、今期も晴れエースとして選出した場合は水テラス眼鏡ハイドロスチームの火力押し付けが非常に強力でした。

耐久振りハバタクカミのSラインが落ちていたのかウネルミナモが上を取っている場面がちょくちょくあり、水テラスハイドロスチームでワンパンできると一気に勝ちが近づくので裏にテラスを切る必要がない場合は狙っていくこともありました。

21チャレでキュワワー展開をしようとしてハイドロスチームを撃ったところ急所に当てて赫月ガチグマを倒し、裏の炎ポンが見えたところで降参をもらえたので21達成の立役者となってくれました。

 

選出率 3位

 

調整意図:

・古代活性でSブーストするようにして、AS残りHBD

・テラス晴れだいふんげきでH252カイリューを中乱数1発(56.2%)

・テラス晴れだいふんげきでH252赫月ガチグマ

 

古代活性アタッカー②

炎1/4ということでトドロクツキよりも優先度が高いと判断して採用された晴れアタッカーです。

晴下で半減すらゴリ押す火力を出せる点が最大の強みで古代活性両選出を取った際には相手のカイリューやタケルライコ、アシレーヌの突破手段として期待することが多かったです。

フェアリー耐性があることからミナモより優先して出したいですが、だいふんげきもフレアドライブもデメリットが重く、地面弱点であることからミナモよりも扱いが難しいポケモンでした。

素の耐久と火力がミナモよりも高く、リーフィアと組み合わせたバトン展開も強力だったので赫月ガチグマ相手の展開に引っ張られず、もっと信用して出していってもよかったかもしれないです。

 

選出率 4位

 

【選出】

コータス+ウネルミナモorウガツホムラ+キュワワー

キュワワー選出。赫月ガチグマ入りはウネルミナモ優先で、基本的にどのパーティにもハバタクカミとカイリューは入っているのでどこにでも出していきやすい。

 

コータス+ウネルミナモ+ウガツホムラ

キュワワーが通しづらかったり、再戦などで手の内を見せてしまった場合。

初手の渦カイリューで崩壊するので注意。

 

コータスリーフィア+ウガツホムラ

→タケルライコ入りに対して。キノコの胞子対策でリーフィアを出すときもウガツホムラと組み合わせることが多い

 

ブラッキーコータスキュワワー

グライオン入りの受けルに対して。鋼テラスグライオンやラウドボーンが出てこなければキュワワーで押し切るのも可能。

 

【最後に】

ここまで読んでくださった皆様ありがとうございました。

晴ワワーの原案自体は自分の知る限りでは7世代の頃(はるかわさんの「月曜日の晴ワワ」参照)からあり、今回それを思い出す形でキュワワーを採用する運びとなりましたが、ここまで9世代環境にマッチしているとは思わず、キュワワー無しでは今回の結果はあり得ませんでした。

あまりにも使ってて楽しくて序盤から擦り続けた結果、注目度を上げてしまい、終盤に動画でバレてしまったのは惜しかったですが、バレても2100まで行けたのは晴ワワー構築のパワーがあってこそだと思います。

あまり関係ない話なのですが…キュワワーが流行っているという話の真偽はどうだったんですかね…?自分は一度も当たりませんでしたが…

 

何か質問などありましたらX(@yukiyan_pokemon)までお願いします。

 

 

【SV S14使用構築】リフィブラ式ミナモ晴れ【最終334位】

S14お疲れさまでした。ゆきやんです。

 

今回、前期に続いてレート2000を達成しましたので、記事に残します。

 

【結果】

メインROM(tnサーヤ):最終334位(レート2017)

サブROM(tnゆきやん):最終786位(レート1963)

 

【構築】

 

【コンセプト】

拘り晴れアタッカー+クッションで高火力を押し付ける。

晴れパの形を取ることで相手の選出や初手を読みやすくする。

 

【構築経緯】

最初、前期同様水ポンブラッキーから構築を考えていたがレギュFとなり、ブリジュラスやジャローダ、ラティなど水ポンブラッキーでは対処できないポケモンが増えたため、前期の軸を使用することは早々に断念し、1から構築を組むことに。

 

動画や生放送で情報を集めていたところ、最速眼鏡ウネルミナモが晴れパでリーフィアシナジーがあり、水1/4、炎1/4の耐性でテラスブラッキーで対処が難しい水ウーラオス、炎オーガポンに受け出しして上から縛ることができるということでリフィブラ双方と相性が良いと感じたため、ウネルミナモを軸として構築を組むことにした。

 

ここまでで、晴れ運用のアタッカーリーフィアといつものHBブラッキー、眼鏡ウネルミナモ、晴れ始動要員まで確定。

晴れ始動要員としてはリーフィアの積みの起点を作ることができるキュウコンか後攻脱出でクッション性能の高いコータスの選択だが、今回は眼鏡ウネルミナモが主軸のため、コータスを選択した。

 

残りの枠にはとりあえず前期コータス入りで結果を残した構築を参考に鉢巻きトドロクツキとチョッキハッサムを採用し試運転しながら調整することに。

試運転している中で相手の選出がハバタクカミ+カイリュー@1で初手にコータス意識のポケモンが来ることが非常に多いことに気付いたため、相手の選出が歪まないようにトドロクツキはそのまま続投し、カイリューに隙を見せすぎるハッサムブラッキーとの相性がいい風船デカヌチャンにして2ROM1900に乗せるところまで使用していた。

また、リーフィアは最初岩テラスの球アタッカーで使用していたが、晴れやテラスに依存する割には一貫性を取るのが難しく、使いづらい印象だったため、ハバタクカミ+カイリュー意識でHBカイリューや受け系の構築にも仕事ができる鋼テラスの草分けやどみが型での採用となった。

 

最終日前にタケルライコが流行っている、強いという旨の動画が多く投稿され、こちらの構築にクリティカルに刺さってしまうため、流石にケアすべきと判断し、風船デカヌチャンをチョッキドリュウズに変更。

タケルライコにはあまりマッチングしなかったが、ドリュウズにすることで構築の課題となっていたブリジュラスへの打点と毒菱対策を盛り込むことができ、使用感が良かったため、最後までドリュウズでいくこととなった。

また、ドリュウズだとこれまでの鋼枠と異なり、暁ガチグマに対してのクッションとして使えないため、コータスを生意気HDにして大地を耐えるようにし、初手の暁ガチグマに対してオバヒ脱出+ミナモで処理する方針とした。

 

【単体解説】

 

性格:意地っ張り

実数値:171(244)-154(76)-151(4)-72-86(4)-138(180)

調整意図:

・草分けでB4テツノツツミを確定2発

・無振りヘイラッシャの通常雪雪崩を身代わりが耐える

・S1上昇で最速テツノツツミ抜き

 

相棒枠。

同じリーフィア使いのえすくまさんに教えていただいた型で、本来は食べ残しでの運用となりますが、ブラッキーに食べ残しを取られているので、神速地震カイリューやテツノカイナ相手の削り目的でゴツメで採用しました。

最初は晴れと組み合わせるためアタッカー型での採用でしたが、相手の選出をカイリューハバタクカミ@1に絞ったときに環境のカイリューは神速地震アンコ羽が特に多く感じたため、テラスを切らずに宿木で削っていくことができるこちらの型に変更しました。

普段よく使用しているHB特化の物理受けリーフィアと違い、カイリューリーフィア対面で眼鏡ハバタクカミやテツノツツミの後投げに対して隙を見せづらいのが非常に偉いポイント。

基本的には水オーガポン入りやテツノカイナ入りのサイクル系の構築や、より受けに寄った構築相手の場合に選出を検討します。

役割は決して広くないですが、今までのピンポイントメタやとりあえずHBで採用したわけではなく、しっかりとした採用理由と型自体の汎用性があったため、これまでの構築と比較して選出率は高かったです。

 

選出率6位

 

性格:図太い

実数値:202(252)-*-178(252)-*-150-86(4)

調整意図:HBぶっぱ残りS

 

相棒枠。

いつものブラッキー

晴れ選出メインの構築のため、選出率は今までより低くなったが、選出した時の安心感が全然違う。

コータスや鋼枠と組み合わせてサイクル選出する形になるが、普段苦しめられている水ウーラオスやサーフゴーがこちらの晴れ選出を見て相当出て来づらくなっているため、選出した時の活躍っぷりは前期の構築にも全く引けを取らない。

レギュFから追加されたアシレーヌやブリジュラスなど一見すると不利な相手であってもお構いなしに対処していく姿は流石の一言でした。

 

選出率5位

 

 

性格:生意気

実数値:176(244)-105-162(12)-105-134(252)-22

調整意図:呑気HDベースの個体を生意気に変更

・臆病C252ハバタクカミのステラ眼鏡パワージェム低乱数1発(18%)

・控え目C252暁ガチグマの大地の力乱数1発(31%)

 

晴れ始動要員。

オバヒ脱出からウネルミナモやトドロクツキを展開するのが主な役割ですが、必ず初手で出すのではなくクッションとして2番手として出すことも多い。

初手に出てくることが多い暁ガチグマやブリジュラスに対して、チョッキ暁ガチグマやHDブリジュラスの場合、眼鏡ウネルミナモでワンパンすることができないため、オバヒ脱出から展開するために生意気HDの個体で採用しました。

眼鏡ハバタクカミのパワージェムもしっかり耐えるようになるため、ジャイロボールで返り討ちにして展開有利になる場面も多々ありました。

テラスタイプはほぼ切る場面が無かったので、毒にすることで毒菱回収要員としての役割を持たせ、特にオオニューラ始動の構築相手には有効に機能していました。

 

選出率1位

 

性格:臆病

実数値:175(4)-*-112(4)-176(244)-104(4)-177(252)

調整意図:古代活性でS上昇するように調整しつつCSぶっぱ

・H252オーガポンを流星群で乱数1発(31%)

マルスケ無しH252カイリューに水テラス晴れハイドロスチームが50%から入る

・H252チョッキノマテラ暁ガチグマに水テラス晴れハイドロスチームが最低乱数1発(6%)

・H252ハバタクカミに水テラス晴れハイドロスチームが乱数1発(68%)

・H252チョッキアシレーヌにテラス晴れハイドロスチームが乱数3発(86%)

・D4水ウーラオスに水テラス晴れハイドロスチームが84%~99%入る

 

タイプが偉い晴れアタッカー。

眼鏡水テラス晴れハイドロスチームはツツミの眼鏡ハイドロポンプを命中率100%で撃てるようなものなのでそりゃ強い。

霊獣ランドロスの威嚇で初手のコータスが脱出してウネルミナモを出せた場合そのまま3タテするような展開もしばしばありました。

炎オーガポンやイーユイといった本来後投げができない超火力相手でも炎技を読めれば後投げして上からワンパンできるので、ブラッキーからの引き先としても優秀でした。

カイリュー対面で択になる場面が多く、打ち分けしたい場面も多くあったが、ダメージ計算にあげている通り火力は結構ギリギリなため、眼鏡は手放せませんでした。

ハイドロポンプは晴れ無しで運用する際にも火力を出すために採用。

命中不安に泣く場面も多くあったが、初手のディンルーを吹き飛ばせる火力は魅力的なため、積極的に狙っていきました。

 

選出率3位

 

性格:陽気

実数値:181(4)-191(252)-91-*-121-188(252)

調整意図:ASぶっぱ

 

晴れアタッカー枠。

結果を残した晴れパの構築記事から流用した枠であり、ウネルミナモを通しづらい水オーガポン入りやラティアス入り、受け系の構築へ火力を押し付ける枠としての選出が多かった。

他の晴れアタッカーの候補との大きな違いとしてとんぼ返りの存在がとても重要で、コータスがなかなかステロを撒く余裕がないので襷や頑丈つぶしとして使うのが強く、岩オーガポン入りに対しては積極的に初手に出していってとんぼ返りから展開するようにしていた。

古代活性でAが上昇するようになっていますが、使ってみた印象ではハバタクカミは結局S上昇しても抜けない場面が多く、それよりもA上昇が欲しい場面のほうが多かったため、この調整で問題ないと判断してそのまま使用しました。

 

選出率4位

 

性格:意地っ張り

実数値:187(12)-198(196)-97(132)-*-106(164)-109(4)

調整意図:

・意地っ張りカイリュー地震最高乱数切り耐え

・臆病眼鏡ハバタクカミのシャドボをほぼ2耐え(1.1%)

・A11n

 

鋼枠。

ハバタクカミへの対策枠であり、晴れ選出、ブラッキーサイクルの両選出に絡むコータスの次に過労死しやすい。

技はメインウエポン2種類に加えて仮想敵がハバタクカミとその裏にいるカイリューになるので、隙を見せないように岩石封じは確定で最後の1枠は毒菱対策に高速スピンを採用しました。

これによってキラフロル入りに対してもトドロクツキから展開したりドリュウズを初手から投げたりすることができる。

単に毒菱を回収できるだけでなく、渦カイリューの渦を消したり、頑丈まで削れたブリジュラスをステロを消しながら突破したりと想定していなかった使い方もできて使い勝手のよい技でした。

他に試した鋼枠(ハッサム、デカヌチャン)と比較するとハバタクカミが水テラスや電気テラスすることまで考えると地震という安定した打点と電磁波無効で事故が起きにくく、ウネルミナモを通す上で障害になるブリジュラス、タケルライコ、ラティアスラティオスといった特殊ドラゴンタイプにもしっかり打点を持てるというところで使ってみると思ったよりも嚙み合っていたという印象でした。

 

選出率3位

 

【選出】

今回はあまり決まった選出パターンがありません。

一番多い選出はコータス+ウネルミナモ+ドリュウズだったと思います。

どのパーティ相手でもハバタクカミ+カイリューと出されることが多いので、これらにできる限り隙を見せないような選出をしつつ、他のポケモンに対して刺さっているポケモンを選択するという感じです。

 

【最後に】

ここまで読んでくださった皆様ありがとうございました。

2期連続レート2000達成はSV初期のレートがインフレしてた時以来でとてもうれしいです!

何か質問などありましたらX(@yukiyan_pokemon)までお願いします。



【SV S13使用構築】サルブラッキー水ポン【最終241位】

S13お疲れ様でした。ゆきやんです。

今回、S9で達成できなかったレート2000を達成できましたので記事に残します。

【結果】

メインROM(tnサーヤ):最終241位(レート2013)

サブROM(tnゆきやん):最終828位(レート1923)

 

【構築】

 

【コンセプト】

初手のゴウカザルで対面の水ウーラオスに火傷、ハバタクカミ、暁ガチグマにスカーフすり替えを入れてブラッキーの役割範囲を拡げ、ブラッキー+オーガポンで詰め切る。

 

【構築経緯】

構築の主軸を決めるにあたり、ブラッキーにテラスを使用してコントロールする構築が最も手に馴染んでいるため、ブラッキーから構築をスタート。

 

ブラッキーで戦っていく上で、最初はS11で結果を残したねむねむさんの構築を真似て使用していたところ、テラスを切ったブラッキーと水オーガポンを組み合わせて水ウーラオスを見る形が非常に使いやすく、ハバタクカミやサーフゴー、暁ガチグマにも戦える点を評価して水オーガポンを採用。

 

ブラッキー+水オーガポンで回す上で、火力アップアイテム持ちのパオジアンや眼鏡イーユイ、炎オーガポンといった耐久振りオーガポンの上から殴ってくる高火力が厳しく、最初はヒードランを使用していたが自身が上手く使えなくて対応しきれない場面やテラスを切らないと水ウーラオスの格闘の一貫が切れず、切りたくないテラスを切らざるを得ない展開が多かったため、他の見た目が上記ポケモンに強くステロを撒けるポケモンを探していたところゴウカザルを発見した。

水ウーラオスに弱いゴウカザルを使用するにあたって襷型やテラス前提で対策するものは構築に合っていないが、S11のしおいぬさんが使用していた耐久振りスカーフゴウカザルはテラス無しで意地スカーフウーラオスの上から火傷を入れたり、ハバタクカミ、暁ガチグマにスカーフを押し付けて後続で簡単に対処できるようになる点が構築に非常にマッチしているため、耐久振りスカーフ型で採用した。

 

ゴウカザルでデバフを撒くことでブラッキーの役割範囲が広がり、水オーガポンの特殊耐久に頼る場面が少なくなり、ゴウカザルの起点作成から水オーガポンが展開できる流れが増えたため、耐久振りから最速剣舞型に変更しイーユイや炎オーガポンを上から処理できるようにした。

 

ここまでで基本選出が固まり、BIG6系の構築にはこの選出で戦えるため、残りのメンバーは特定の構築への対策や選出誘導を目的として色々試しながら形にしていくことに。

真っ先に考えたのがリーフィアの役割でここはキョジオーン+炎系の構築を破壊するためにやどみが岩テラス型とした。

 

次に受けルやドヒドイデ入り、テツノカイナ入りのサイクルに強く、対面的な選出で環境上位のポケモンにも十分戦える原種ガチグマを採用。

 

最後にトドロクツキが厳しいため、見た目上強いとされているパオジアンを採用。

水オーガポンを軸にしている都合上ドラゴンや草への打点が無くて苦しくなる展開がままあったため、氷打点持ちの強力なアタッカーを入れてけん制できればと考えていた。

この枠は最後まで決まらず悩んでいた枠だったが、パオジアンにしたことで初手に水ウーラオスを呼びやすくなり、プラン通りの展開がしやすくなったと感じていたため、最後まで使用していた。

 

【単体解説】

性格:意地っ張り

実数値:172(252)-178(252)-150-72-85-116(4)

調整意図:HAぶっぱ残りS

 

相棒枠。

キョジオーン対面でみがわりを貼り、宿木で嵌める。

みがわり後に裏から慌てて出てきた炎ポン、テツノドクガ、イーユイ、カイリューに岩テラバーストを打つ。

やりたいことはシンプルにこれだけだが、みがわりの起点はキョジオーンだけでなくヘイラッシャやドオー、ドヒドイデも対象となるため受けル相手にもやどみが+叩き落とすで相手に嫌な負担をかけることができる。

サイクルで少しでも圧をかけられて少しでも岩テラバの火力を高めるために意地っ張りAぶっぱ。

ピンポイントな対策での採用のため選出率は低いが、従来の物理受けでは流行りの特殊アタッカーが強すぎてサイクルが回らないため、この形となった。

持ち物は炎ポンのアンコール対策のメンタルハーブ。

 

選出率6位

 

性格:図太い

実数値:202(252)-*-178(252)-*-150-86(4)

調整意図:HBぶっぱ残りS

 

相棒枠。

いつものブラッキー。この構築で一番強いポケモン

ブラッキーでどこまで戦えるかが構築の肝なので、予想外の対策や麻痺、連続の択負けなどで突破されるとあっさり負けることがある。

常に択が発生するが、択次第ではどこまでもスペックが上がるポケモンなので使っていてとても楽しく、択を当て続けて細い勝ち筋を通せた時は最高の気分になれる。

2000チャレでビルドウーラオスを急所で飛ばしてほぼ負けから勝ちに持っていってくれた最高の相棒だった。

 

選出率1位

 

性格:陽気

実数値:155-172(252)-105(4)-*-116-178(252)

調整意図:ASぶっぱ残りB

 

最速のアタッカー水オーガポン。

環境の炎オーガポンの最速が少なく、イーユイもスカーフより眼鏡の採用が目立っていたため、上から殴れる場面が多く強力だった。

アンコールはビルドウーラオスへの対策になる他、Aキュウコンオーロラベールやステロ巻きを縛ったり出来るので重宝した。

アンコールやゴウカザルで水ウーラオスや暁ガチグマにデバフを入れた後、剣舞で起点にするか交代先をツタこん棒で殴るかの判断が必要な場面が多く、テラスするか否かも含めて判断を間違えると負けに直結する難しさもあったが上手くハマるとそのまま3タテできる場面も多々あった。

 

選出率2位

 

性格:陽気

実数値:183(252)-125(4)-94(20)-*-106(116)-157(116)

調整意図:

・無振りディンルーの地震最高乱数切り耐え

・ハバタクカミの無振りムーンフォースを高乱数で2耐え(93.8%)

・控え目眼鏡ハバタクカミのムーンフォース最高乱数切り耐え

・4振り135族抜き(スカーフ込みでHBエナジーハバタクカミを抜きたい)

 

初手要員のデバッファー。

タイプ上イーユイ、炎オーガポン、パオジアンに強く、素のSが早いのでこの調整で準速ガブリアスや最速90族までは抜けるのが偉い。

原案のゴウカザルからは性格を陽気に変更してHD方面の耐久値はそのまま、Bを少し削ってSに回している。

初手のHBエナジーハバタクカミが挑発を打ってくる場面が案外多く、少しでも対策になればと思っていたが、このSラインにたどり着いたのは最終日前日かつ、その日は同時に思いついたA振りやけっぱち採用型が、挑発を受けてから2倍やけっぱち+やけっぱちでハバタクカミを倒せて楽しそうだったのでそちらをサブロムで試していたという裏の事情があり、結局この調整が意味を成したかわからないまま最終日は走り切った。

役割は初手でとにかく鬼火かすり替えを入れて裏のブラッキーを動かしやすくするというもの。

このムーブが非常に強力で、ブラッキーが動きやすくなるだけでなく水オーガポンを無償で動かせる展開も多く、本構築の要として少ないながらも最も重要な役割を担っていた。

ステロまで巻く余裕はなかなか無かったが、火傷が入れば水ウーラオスの水流連打も霊獣ランドロス地震も耐えるため、一度引いて裏から再度出したときに撒ける場合があり、勝ちに直結する場面が多かったため、炎の渦ではなくステロでの採用となった。

むしろ水ウーラオスは水オーガポンへの交代を警戒して蜻蛉を打ってくる場面が多かったため、結構生き残る場面は多かったが、大抵は一度引いた後死に出しのために切られるか、蜻蛉から出てきたハバタクカミを裏が受けられずに鬼火を打つ機械になってしまっていた。

鬼火外し=負けになることも多々あったが、このポケモンに辿り着いていなければ今回のレート2000はあり得なかった。

 

余談だが、最終日前日には原案者のしおいぬさんとサブロムでマッチングしており、ゴウカザルミラーが発生していた。

しかし、刺さりが悪かった上にやけっぱち型という若干改悪に近い形を試していたこともあって出せなかった。

 

選出率3位

 

性格:意地っ張り

実数値:155-189(252)-101(4)-*-85-187(252)

調整意図:ASぶっぱ残りB

 

ボックスにいた個体を使用した借りてきた猫。

役割は選出誘導と対面選出時の氷打点だが本構築一番の諸説枠。

パーティがすべて物理で甘えるハバタクカミを殴れる技が欲しかったためうっぷん晴らしを採用し、水ウーラオスへの打点とAキュウコンの壁を割るサイコファングを採用している。

ゴーストテラスは持っている襷パオジアンの個体がゴーストだったから。これはこれで間違いではないだろうと思いそのまま使用してました。

基本的には置物枠だが、カバルドントドロクツキや今期2度当たったイエッサン+オオオニューラには選出したこともあった。

ガチグマを選出する際などは選出が歪みやすく、選択肢に入ってくることがあったが大抵あまり活躍させることができなかったので、型は変更の余地ありだと思う。

 

選出率5位

 

性格:意地っ張り

実数値:223(140)-193(124)-129(28)-*-106(44)-92(172)

調整意図:

・意地っ張りパオジアンのつらら落とし耐え

・臆病ハバタクカミのムーンフォース高乱数2耐え(98.9%)

・4振りチオンジェン抜き

 

ボックスにいた個体を使用した借りてきた熊。

役割は受け系の破壊と高火力高耐久からの対面破壊。

S8のニコショさんの構築の個体そのものだが、受けルの対原種ガチグマへの意識が低く、テラバーストは不要と判断して草分けを採用した。

調整意図は記事から引っ張ってきましたが、使っている際にこの調整を意識したことはなく、なんならAぶっぱだと思っていた始末です…

とにかく数値が化け物で耐えてほしい攻撃を耐えて、倒してほしい相手を破壊するというポケモンでした。

環境に一定数居たドヒドイデやサケブシッポ、モロバレル入りに対して戦えたのはこのガチグマのおかげ。

暁ガチグマが注目されている分、軽視されがちですが、別にこのポケモンが弱くなったわけではないと痛感させられました。

 

選出率4位

 

【選出】

・基本選出(対BIG6系など大体これ)

ゴウカザル+ブラッキー+オーガポン

 

・対キョジオーン入り

ガチグマ+リーフィアブラッキー、オーガポンから2体

 

・対カバツキ系

ゴウカザル+ガチグマ+ブラッキーorパオジアンorオーガポン

 

・受けルなど対ドヒドイデ入り

ガチグマ+ブラッキーゴウカザル、オーガポンから2体

 

【最後に】

ここまで読んでくださった皆様ありがとうございました。

レギュEの終わりで一つ満足いく結果を残せて良かったです。

レギュFでもリフィブラと相性の良いポケモンを見つけて潜っていければと思っています。

何か質問などありましたらX(@yukiyan_pokemon)までお願いします。

 

【SV S9使用構築】化身ランド軸対面+クッション【最終768位】

S9お疲れ様でした。ゆきやんです。

久しぶりに最終3桁順位の結果となりましたので、使用した構築を残します。

今期はレート2000を目指していたので結果には満足していませんが一つの結果として、

良ければ見ていってください。

 

【結果】

 

【構築】

 

【構築経緯】

前期の上位の結果を受けて、序盤に注目された並びであったドヒドディンルーに対して強い駒を探すところからスタート。

動画などで情報収集するうちにヒスイウォーグルの珠ちからずくで破壊しているのを見て、化身ランドロスであればドヒドディンルーだけでなく、同様に序盤流行していたジバコウーラや前期1位の使用していたキョジオーン、キラフロルに対しても強いため構築の主軸にすることに。

中盤以降、上記序盤に流行した構築は数を減らしていったが、ディンルー、サーフゴー、準速以下のウーラオスに強く、カイリューもステロ+テラスサイキネやテラスサイキネ2回で倒せる可能性があるため、環境メタだけでなく単体スペックも十分と判断し、軸として使い続けた。

化身ランドロスの補助と言えばねばねばネットだが、流石に使えるポケモンの選択肢が弱すぎるのでギミックを使って3タテを狙うのではなく、サイクル下で火力を押し付ける方針とした。

コンセプト上、相手の地面枠やサーフゴーを誘うのが重要だと考え、レジエレキ、ジバコイル、オオニューラを2体以上採用、カイリューを崩すためのステロ要員にはサーフゴーやカイリューの起点にならず、電磁波によって化身ランドロスのサポートもできるサザンドラを採用していったんの構築完成とした。

(終盤までの使用構築)

この構築で終盤まで潜り、2ROMレート1900までは行けたのだが、中盤以降増えた霊獣ランドロスから眼鏡ハバタクカミを展開する構築やその対策として増えたと思われるスカーフ水ウーラオスになかなか勝てなかったため、最終日にハバタクカミの対策枠兼スカーフ水ウーラオスの選出抑制につながる枠として思いついたHDアーマーガアのとんぼ返りから展開する形でジバコイルをアーマーガアに、とんぼから展開して強力でパオジアンに強いアタッカーとしてオオニューラを鉢巻水ウーラオスに変更して最終日は使用していた。

 

【単体解説】


リーフィア

 

わんぱく H252 B252 S4

(調整意図)

HBぶっぱ

 

いつものHBリーフィア

ハバタクカミやパオジアン、テツノツツミと対面したときに抵抗できる鋼テラバ採用型。

正直過去一出さなかったので型は適当です…

イダイトウやガチグマに強めなのでブラッキーが出しずらいときに対策枠として出すことがあったが、その場合はノーマルテラスの甘える採用型のほうが良いです。

 

ブラッキー

 

図太い H252 B252 S4

 

(調整意図)

HBぶっぱ

 

いつものHBブラッキー

基本的にブラッキーにテラスタルを切るのが一番強いのでブラッキーにテラスタルを残すように意識して立ち回る。

パオジアン、カイリューを受けて欠伸ループに持ち込むのが基本的な動きですが、緊急時はウーラオスだろうがハバタクカミだろうがテラスを切って動かします。

零度パオジアン、ラム剣舞パオジアンが多くて厳しい部分もありましたが、とりあえずブラッキーを出しておけば何とかしてくれる安心感がありました。

 

サザンドラ

 

臆病 C252 S252 (余り振り忘れ)

 

(調整意図)

CSぶっぱ

 

ステロ要員。

今回のステロ役に求めた性能は以下の3点です。

① ドラゴンテールが打てる(カイリューやウーラオスに起点にされない)

② 電磁波が打てる    (ハバタクカミやパオジアン、ウーラオスをランドが抜けるようにしたい)

③ サーフゴーに対面強い (悪巧みを積まれると死に出しでランドを投げてもテラスタルじゃんけんとなってしまうため)

 

サザンドラは上記条件に合致するだけでなく、アタッカーのイメージが強く本来はテラスタルじゃんけんになりやすいポケモンのため、相手のテラスタルを誘発することができるのが偉かったです。

パオジアンと対面した際にはお祈りしながら電磁波を入れた後につぶて不採用読みでステロを撃ってました。

 

化身ランドロス

 

控えめ H4 C252 S252 

 

(調整意図)

テラスサイキネでH252振りカイリューにマルチスケイル込みでちょうど確定2発なので振り切り

ステロ+テラスサイキネでH244D4振りカイリューを低乱数1発(25%)

H4振りウーラオスを大地の力で確定1発

H252振りウーラオスを大地の力で乱数1発(68.7%)

H252D4振りディンルーに対して大地の力で41.6%~49.2%入る(悪巧み大地では届かないので削りが必要)

H252D4振りドヒドイデが大地の力で確定1発

D252振りラッキーに+2大地の力が41.2%~49.2%入る(ステロ+ドラテで削っておく必要がある。)

+4大地の力でオーロンゲを壁込み確定1発

 

中速以下の相手に理不尽に火力を押し付けるおっさん。

有利対面を作って目の前に通る技を撃つだけで相手が倒れていく。

ヒードランなど、テラスタルで誤魔化そうとしてくる気配を感じたら悪巧みを積むと良いです。

受けループだろうが壁展開だろうが悪巧みを積んで破壊でき、バトンなどのギミックに対しても挑発で強く出られるので対策枠を設ける必要が無いのがさらに偉い。

耐久面は一応準伝なのでカイリューの鉢巻ノマテラ神速を耐える程度の最低限の耐久はあるが、普通のノマテラ神速2耐えやハバタクカミの眼鏡ムーンフォースをするほどの耐久は無いという絶妙な具合。

選出率は9割を超えていたと思います。それくらい何にでも投げてました。

取り巻きでパオジアン、テツノツツミ、ハバタクカミに強い補完や襷やスカーフの水ウーラオスの選出を抑制できるように組めると強そうなので、サンダーハッサムなんかと組み合わせても良いと思います。

私は最終日前日に試して、サンダーとハッサムのダメ感がわからず上手く使いこなせなかったのですが…理論上は強いはずです。

 

水ウーラオス

 

意地っ張り H252 A172 B84

 

(調整意図)

意地っ張りパオジアンの弱点テラバースト耐え

臆病テツノツツミのフリーズドライ耐え

残りA

 

最終日の助っ人枠。

ウーラオスとアーマーガアを見せているので初手で対面したパオジアンが電気テラバを打ってくることが多く、水流連打で返り討ちにしてました。

苦手なハバタクカミやテツノツツミからは一度アーマーガアで光の壁を貼ってから再展開して水テラス水流連打を押してました。

単体スペック高すぎて信頼度が爆上がりしたポケモン

 

アーマーガア

 

慎重 H252 D252 S4

 

(調整意図)

臆病眼鏡ハバタクカミのシャドーボールを2耐え。

 

最終日の助っ人枠その2。

Dに厚く振った鋼タイプでハバタクカミを見るというのはよく考えられる方法だが、高速回復技と対面操作技を持ち、シャドボ連打やマジカルフレイムに対してもミラーアーマーによって能力下降を相手に押し付けることで崩しを回避できる点が偉い。

ハバタクカミと一緒に選出されることが多い対面操作役の霊獣ランドロスに対してもタイプ上強いだけでなく威嚇をミラーアーマーで弾ける。

あまりにも求めていた性能ドンピシャでもっと早く気づいていれば、構築も煮詰められたなと思います。

技については攻撃技のアイヘは確定として残りの1枠には光の壁を入れました。

眼鏡ハバタクカミのシャドボに対して羽休めでHP管理しようとしても、どうしてもこちらのPPが先に切れてしまうため、ワンアクション差し込む隙を作りやすくするために採用しましたが、単純にハバタクカミを流して対面操作して終わるのではなく、次のサイクルを有利に進めることができるため強力でした。

この枠は追い風や挑発、もう一つ攻撃技を増やすといった選択肢がありますが、この構築では光の壁がベストだったと思います。

追い風は低いSを底上げできるのが非常に強力ですが、ターン数が短すぎるのと、ランドがどちらの攻撃技も無効タイプがあるため、ターンを稼がれる危険があるため不採用となりました。

持ち物はオボンにするのが一般的ですが、オボン前提で受けられるように耐久調整すると逆にこちらが崩されやすそうでHDぶっぱにしたという背景があるため、光の粘土で使用しました。

光の壁を採用するならこれでよいですが、他の技を採用するなら羽休めで粘っている際にワンアクション起こす隙を作るために光の粉が候補になります。食べ残しが余っているなら食べ残しが良いです。

 

【選出パターン】

サザンドラブラッキー+化身ランドロス

対ディンルーカイリューサーフゴー意識の選出。

ジバコイル、オオニューラ入りの構築では基本選出としていたパターン。最終日の構築でもこの選出はちょこちょこやっていたと思います。

サザンドラでステロを巻きながらディンルーを削り、ドラテでカイリューが出てきたらブラッキーバック、サーフゴーが受けだされたらサザンドラを切って化身ランドロスを死に出しして3タテする感じです。

キョジオーンとの遭遇率が低く、サーフゴーに対してはサザンとランドが強いので、ステロ+ブラッキーで大体なんでも戦えると思っているので裏にハバタクカミやウーラオスがいても積極的に出していた。

 

・ウーラオス+アーマーガア+化身ランドロス

最終日の構築の基本選出。

初手のパオジアンをウーラオスを倒した後にハバタクカミにアーマーガアを投げて展開することが多い印象でした。

火力+クッションの典型的な動かし方ができます。

 

ブラッキー+アーマーガア@1

サイクルを意識した選出。

テツノツツミに対してブラッキーやアーマーガアは単独で見ることはできないのですが、この2体を組み合わせることで対処可能となります。

 

・ウーラオスサザンドラ+アーマーガア

イーユイが見えた時に出したい選出。

ウーラオスイーユイ対面でサイコキネシスをサザン受けてステロや電磁波を巻いてから展開し、最終的にウーラオスの一貫を作る。

 

サザンドラ+化身ランドロス+ウーラオス

対受けルで出していた選出。

ステロでラッキーやヘイラッシャを上手く削っておけると化身ランドロスが通りやすくなります。

 

・ウーラオス+化身ランドロスブラッキーorリーフィア

ガチグマやイダイトウ♂を見た時にはブラッキーリーフィア)を最後に残す方針で立ち回ります。

まもるによって雨やトリルターンを枯らしに行けるのが〇

 

【最後に】

ここまで読んでいただきありがとうございます。

最終2桁順位にはまだまだ遠いですが、これからもリフィブラとともに頑張って行ければと思います。

 

何か質問等ありましたらtwitter(@yukiyan_pokemon)までお願いします。