S13お疲れ様でした。ゆきやんです。
今回、S9で達成できなかったレート2000を達成できましたので記事に残します。
【結果】
メインROM(tnサーヤ):最終241位(レート2013)
サブROM(tnゆきやん):最終828位(レート1923)
【構築】
【コンセプト】
初手のゴウカザルで対面の水ウーラオスに火傷、ハバタクカミ、暁ガチグマにスカーフすり替えを入れてブラッキーの役割範囲を拡げ、ブラッキー+オーガポンで詰め切る。
【構築経緯】
①
構築の主軸を決めるにあたり、ブラッキーにテラスを使用してコントロールする構築が最も手に馴染んでいるため、ブラッキーから構築をスタート。
②
ブラッキーで戦っていく上で、最初はS11で結果を残したねむねむさんの構築を真似て使用していたところ、テラスを切ったブラッキーと水オーガポンを組み合わせて水ウーラオスを見る形が非常に使いやすく、ハバタクカミやサーフゴー、暁ガチグマにも戦える点を評価して水オーガポンを採用。
③
ブラッキー+水オーガポンで回す上で、火力アップアイテム持ちのパオジアンや眼鏡イーユイ、炎オーガポンといった耐久振りオーガポンの上から殴ってくる高火力が厳しく、最初はヒードランを使用していたが自身が上手く使えなくて対応しきれない場面やテラスを切らないと水ウーラオスの格闘の一貫が切れず、切りたくないテラスを切らざるを得ない展開が多かったため、他の見た目が上記ポケモンに強くステロを撒けるポケモンを探していたところゴウカザルを発見した。
水ウーラオスに弱いゴウカザルを使用するにあたって襷型やテラス前提で対策するものは構築に合っていないが、S11のしおいぬさんが使用していた耐久振りスカーフゴウカザルはテラス無しで意地スカーフウーラオスの上から火傷を入れたり、ハバタクカミ、暁ガチグマにスカーフを押し付けて後続で簡単に対処できるようになる点が構築に非常にマッチしているため、耐久振りスカーフ型で採用した。
④
ゴウカザルでデバフを撒くことでブラッキーの役割範囲が広がり、水オーガポンの特殊耐久に頼る場面が少なくなり、ゴウカザルの起点作成から水オーガポンが展開できる流れが増えたため、耐久振りから最速剣舞型に変更しイーユイや炎オーガポンを上から処理できるようにした。
⑤
ここまでで基本選出が固まり、BIG6系の構築にはこの選出で戦えるため、残りのメンバーは特定の構築への対策や選出誘導を目的として色々試しながら形にしていくことに。
真っ先に考えたのがリーフィアの役割でここはキョジオーン+炎系の構築を破壊するためにやどみが岩テラス型とした。
⑥
次に受けルやドヒドイデ入り、テツノカイナ入りのサイクルに強く、対面的な選出で環境上位のポケモンにも十分戦える原種ガチグマを採用。
⑦
最後にトドロクツキが厳しいため、見た目上強いとされているパオジアンを採用。
水オーガポンを軸にしている都合上ドラゴンや草への打点が無くて苦しくなる展開がままあったため、氷打点持ちの強力なアタッカーを入れてけん制できればと考えていた。
この枠は最後まで決まらず悩んでいた枠だったが、パオジアンにしたことで初手に水ウーラオスを呼びやすくなり、プラン通りの展開がしやすくなったと感じていたため、最後まで使用していた。
【単体解説】
性格:意地っ張り
実数値:172(252)-178(252)-150-72-85-116(4)
調整意図:HAぶっぱ残りS
相棒枠。
キョジオーン対面でみがわりを貼り、宿木で嵌める。
みがわり後に裏から慌てて出てきた炎ポン、テツノドクガ、イーユイ、カイリューに岩テラバーストを打つ。
やりたいことはシンプルにこれだけだが、みがわりの起点はキョジオーンだけでなくヘイラッシャやドオー、ドヒドイデも対象となるため受けル相手にもやどみが+叩き落とすで相手に嫌な負担をかけることができる。
サイクルで少しでも圧をかけられて少しでも岩テラバの火力を高めるために意地っ張りAぶっぱ。
ピンポイントな対策での採用のため選出率は低いが、従来の物理受けでは流行りの特殊アタッカーが強すぎてサイクルが回らないため、この形となった。
持ち物は炎ポンのアンコール対策のメンタルハーブ。
選出率6位
性格:図太い
実数値:202(252)-*-178(252)-*-150-86(4)
調整意図:HBぶっぱ残りS
相棒枠。
ブラッキーでどこまで戦えるかが構築の肝なので、予想外の対策や麻痺、連続の択負けなどで突破されるとあっさり負けることがある。
常に択が発生するが、択次第ではどこまでもスペックが上がるポケモンなので使っていてとても楽しく、択を当て続けて細い勝ち筋を通せた時は最高の気分になれる。
2000チャレでビルドウーラオスを急所で飛ばしてほぼ負けから勝ちに持っていってくれた最高の相棒だった。
選出率1位
性格:陽気
実数値:155-172(252)-105(4)-*-116-178(252)
調整意図:ASぶっぱ残りB
最速のアタッカー水オーガポン。
環境の炎オーガポンの最速が少なく、イーユイもスカーフより眼鏡の採用が目立っていたため、上から殴れる場面が多く強力だった。
アンコールはビルドウーラオスへの対策になる他、Aキュウコンのオーロラベールやステロ巻きを縛ったり出来るので重宝した。
アンコールやゴウカザルで水ウーラオスや暁ガチグマにデバフを入れた後、剣舞で起点にするか交代先をツタこん棒で殴るかの判断が必要な場面が多く、テラスするか否かも含めて判断を間違えると負けに直結する難しさもあったが上手くハマるとそのまま3タテできる場面も多々あった。
選出率2位
性格:陽気
実数値:183(252)-125(4)-94(20)-*-106(116)-157(116)
調整意図:
・無振りディンルーの地震最高乱数切り耐え
・ハバタクカミの無振りムーンフォースを高乱数で2耐え(93.8%)
・控え目眼鏡ハバタクカミのムーンフォース最高乱数切り耐え
・4振り135族抜き(スカーフ込みでHBエナジーハバタクカミを抜きたい)
初手要員のデバッファー。
タイプ上イーユイ、炎オーガポン、パオジアンに強く、素のSが早いのでこの調整で準速ガブリアスや最速90族までは抜けるのが偉い。
原案のゴウカザルからは性格を陽気に変更してHD方面の耐久値はそのまま、Bを少し削ってSに回している。
初手のHBエナジーハバタクカミが挑発を打ってくる場面が案外多く、少しでも対策になればと思っていたが、このSラインにたどり着いたのは最終日前日かつ、その日は同時に思いついたA振りやけっぱち採用型が、挑発を受けてから2倍やけっぱち+やけっぱちでハバタクカミを倒せて楽しそうだったのでそちらをサブロムで試していたという裏の事情があり、結局この調整が意味を成したかわからないまま最終日は走り切った。
役割は初手でとにかく鬼火かすり替えを入れて裏のブラッキーを動かしやすくするというもの。
このムーブが非常に強力で、ブラッキーが動きやすくなるだけでなく水オーガポンを無償で動かせる展開も多く、本構築の要として少ないながらも最も重要な役割を担っていた。
ステロまで巻く余裕はなかなか無かったが、火傷が入れば水ウーラオスの水流連打も霊獣ランドロスの地震も耐えるため、一度引いて裏から再度出したときに撒ける場合があり、勝ちに直結する場面が多かったため、炎の渦ではなくステロでの採用となった。
むしろ水ウーラオスは水オーガポンへの交代を警戒して蜻蛉を打ってくる場面が多かったため、結構生き残る場面は多かったが、大抵は一度引いた後死に出しのために切られるか、蜻蛉から出てきたハバタクカミを裏が受けられずに鬼火を打つ機械になってしまっていた。
鬼火外し=負けになることも多々あったが、このポケモンに辿り着いていなければ今回のレート2000はあり得なかった。
余談だが、最終日前日には原案者のしおいぬさんとサブロムでマッチングしており、ゴウカザルミラーが発生していた。
しかし、刺さりが悪かった上にやけっぱち型という若干改悪に近い形を試していたこともあって出せなかった。
選出率3位
性格:意地っ張り
実数値:155-189(252)-101(4)-*-85-187(252)
調整意図:ASぶっぱ残りB
ボックスにいた個体を使用した借りてきた猫。
役割は選出誘導と対面選出時の氷打点だが本構築一番の諸説枠。
パーティがすべて物理で甘えるハバタクカミを殴れる技が欲しかったためうっぷん晴らしを採用し、水ウーラオスへの打点とAキュウコンの壁を割るサイコファングを採用している。
ゴーストテラスは持っている襷パオジアンの個体がゴーストだったから。これはこれで間違いではないだろうと思いそのまま使用してました。
基本的には置物枠だが、カバルドントドロクツキや今期2度当たったイエッサン+オオオニューラには選出したこともあった。
ガチグマを選出する際などは選出が歪みやすく、選択肢に入ってくることがあったが大抵あまり活躍させることができなかったので、型は変更の余地ありだと思う。
選出率5位
性格:意地っ張り
実数値:223(140)-193(124)-129(28)-*-106(44)-92(172)
調整意図:
・意地っ張りパオジアンのつらら落とし耐え
・臆病ハバタクカミのムーンフォース高乱数2耐え(98.9%)
・4振りチオンジェン抜き
ボックスにいた個体を使用した借りてきた熊。
役割は受け系の破壊と高火力高耐久からの対面破壊。
S8のニコショさんの構築の個体そのものだが、受けルの対原種ガチグマへの意識が低く、テラバーストは不要と判断して草分けを採用した。
調整意図は記事から引っ張ってきましたが、使っている際にこの調整を意識したことはなく、なんならAぶっぱだと思っていた始末です…
とにかく数値が化け物で耐えてほしい攻撃を耐えて、倒してほしい相手を破壊するというポケモンでした。
環境に一定数居たドヒドイデやサケブシッポ、モロバレル入りに対して戦えたのはこのガチグマのおかげ。
暁ガチグマが注目されている分、軽視されがちですが、別にこのポケモンが弱くなったわけではないと痛感させられました。
選出率4位
【選出】
・基本選出(対BIG6系など大体これ)
・対キョジオーン入り
・対カバツキ系
ゴウカザル+ガチグマ+ブラッキーorパオジアンorオーガポン
・受けルなど対ドヒドイデ入り
【最後に】
ここまで読んでくださった皆様ありがとうございました。
レギュEの終わりで一つ満足いく結果を残せて良かったです。
レギュFでもリフィブラと相性の良いポケモンを見つけて潜っていければと思っています。
何か質問などありましたらX(@yukiyan_pikemon)までお願いします。