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リーフィア&ブラッキーで高レートを目指す!

【ヨロイビギニング使用構築】ポリZメタ意識デデンネ展開+対面【最高最終1831 / 5位】

(今回の記事は初めましての方も見られるかもしれないので、簡単に自己紹介)
普段リーフィア+ブラッキー通称リフィブラの並びでシングルランクバトルをやっています。ゆきやんと申します。
今回、公式大会ヨロイビギニングで最終1831を達成し、念願の二桁順位を通り越して一桁順位を達成しましたので使用した構築を紹介します。

【成績】
31勝7敗 最高最終1831 最終5位
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【ヨロイビギニングルール】
・ヨロイ図鑑のポケモンのみ参加可能(リフィブラ参加不可)
・シングル63 持ち時間10分 総合時間20分
・過去作産のポケモンはバトルレギュレーションマーク必須

【使用構築】
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【構築経緯】

ヨロイビギニングのルール発表時点で注目したのが
 (1) 受けルの層が厚い
 (2) フェアリーに強いポケモンマリルリくらいのため、悪ウーラオスが止まらない
 (3) ギャラドスのストッパーになれそうなのがポリゴン2くらい
の3点。
これに対して、最近ちょっとした経緯で使うようになったデデンネが悪ウーラオスの上を取れ、麻痺蒔きサポートと前歯による削りがギャラドスやウーラオスを通す上で優秀だと思い、デデンネを採用した構築で参加することを決定。


軸のデデンネ+ギャラドスと受け破壊の悪ウーラオスが決まったので、相手のギャラドスストッパーとしてポリゴン2の採用を決定。
ギャラ受けを遂行する上でポリ2にダイマックスを切ることが多いと思ったので、HBではなく、HCベースのダイマックス前提の技構成で負担をかけやすい型とした。


デデンネ+ギャラドスの選出において、環境に多いと予想した襷カウンターや頑丈ジバコイルへのケアとしてステルスロックを撒けるポケモンが必要だと思ったので、初手の出落ちが少なく欠伸による対面操作もできるHDコータスを採用。


無効タイプが多いところを1体入れておくと相手のダイマックスに対して択を作れるので、ラストはアローラガラガラシロデスナにしようと思い、受けルに対してトリックが打てる点、HDコータスをワンパン出来る点を評価して眼鏡シロデスナを採用。


上記6体でパーティーを組んでヨロイビギニングの仲間大会に乗り込んだところ、耐久調整されたポリゴンZにボコボコにされる。動画投稿者のいろはさんもヨプの実ポリゴンZを動画にしており、絶対に流行ると思ったので、厚めに対策することとした。
採用理由の弱かったシロデスナダイマックスを切らずに対面でポリゴンZを処理できる襷ナゲツケサルに変更。デデンネにチョッキを持たせてダイアタックを耐えられるようにして麻痺+前歯による削りから裏で処理するルートを用意してパーティーが完成した。

【単体解説】
コータス@食べ残し
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生意気 H244 B12 D252
(176-*-162-105-134-36)
火炎放射/欠伸/ステルスロック/守る

ステロ枠兼初手ポリZ誘発枠。
ダイマックスや強化アイテム無しで一撃でコータスを突破できるポケモンがほぼ居ないと思ったので、カバルドンカビゴンのような活躍を期待した型としました。
天候パへの対策や受けルへの対面操作の役割も期待していましたが、なかなか上手くはいかなかったので、最終的にはクレッフィ入りに出して壁ターンを稼ぐのが主な使い方となりました。
HDに振ったことによりジバコイルに後投げしやすく、ステロ欠伸で頑丈を潰す動きができるので裏のギャラドスを通しやすくできるのが強みでした。

デデンネ@突撃チョッキ
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臆病 H132 D148 S228
(159-70-77-101-106-165)
ほっぺすりすり/怒りの前歯/マジカルシャイン/ボルトチェンジ

調整意図
・鉢巻きウーラオスインファイト耐え
・臆病ポリゴンZの破壊光線耐え
・臆病珠キングドラの雨ダイストリームを乱数耐え(37%)
マジカルシャインで無降り悪ウーラオス確定1発
・最速97族抜き

ヨロイビギニング参加の決め手。
最初は使いなれたカムラ堪える型でダイマックス枯らしをしてもらおうと思ってましたが、雨が重すぎる点とポリゴンZの処理ルートを増やすためにチョッキに変更しました。
麻痺+定数削りでAガラガラ以外には何かしらの爪痕を残せる点とウーラオスへの強さから、出して全く活躍しないという場面は少なかったと思います。
ジバコイルをホイホイ後投げされるので前歯でポリ2やギャラの圏内に入れる動きとボルチェンで頑丈を潰しながら対面操作できる点がとても使いやすかったです。
他のポケモンのサポートがメインなのでラス1に出す形になると非常に弱いのは注意が必要でした。

ギャラドス@ラム
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意地っ張り H52 A196 B164 D4 S92
(177-187-120-*-121-113)
滝登り/跳び跳ねる/地震/竜の舞

調整意図
・DL対策
・ウーラオスの襷カウンター意識でH実数値177
・ダイジェットでH4DMウルガモス最低乱数切り1発
・DM時で陽気ウーラオスのダイサンダー耐え
・準速60族抜き

ダイマックス枠①
大会直前まで調整と持ち物で悩んだ枠でしたが、考察や事前練習を一緒にやってくれた友人のとらいぐる(@trygle)がラム龍舞ギャラを強く推してくれたので、最終的にこの形に落ち着きました。
ラム龍舞にすることで受けルに対して鉢巻ウーラオスと同時選出をし、鉢巻ウーラオスエアームドダイマックスを切らせつつ削ってからこのギャラドスで3タテするという動きを取ることができたので、安定した勝ち筋を用意することができました。
ウーラオス対面でダイマックスしても出落ちしないような調整としましたが、試合でそのような場面が起きることはありませんでした。
しかし、ダイマックスしたエアームド対面で強気に龍舞を押せたり、先制技で削って処理しようとしてくるところにB振りが生きた場面があったなと思います。

ナゲツケサル@襷
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意地っ張り H4 A252 S252
(176-189-110-54-80-132)
インファイト/はたき落とす/カウンター/フェイント

調整意図
・A+2インファイトでH4振りのDMポリゴンZが半減実込みで乱数1発。フェイント込みで確定。
・H無振りのDMウーラオスを襷カウンターで確定。
・はたき落とすでH252Aガラガラを確定2発。(持ち物有→持ち物無で計算)

対面ポリゴンZを絶対コロスマン。本構築の環境メタ枠で想像の10倍は活躍していました。
ポリゴンZのDM技が相手の能力を下げるダイアタックなので、負けん気発動後のインファイトで半減実持ちでも貫けるという唯一性に注目して採用しました。
大会中は2~3回、この想定通りにポリゴンZに負けん気インファイトを叩き込んでいました。
その他にも
・初手の襷ステロ枠のルガルガンワルビアルインファイト+フェイントで処理
インファイトに繰り出してきたAガラガラをはたき落とすで処理
・襷カウンターで対面のギャラドスマリルリを処理
クレッフィの粘土をはたき落としてからコータスで壁ターン枯らし
ウルガモスの後投げに対してインファイト+はたき落とすで処理
ジバコイルポリゴン2に対して一致インファイトを叩き込む
などなど活躍の幅は多岐に渡り、MVPに相応しい働きをしてくれていました。
このポケモンにたどり着けていなければ、今回の結果はあり得なかったと思います。

ポリゴン2@進化の輝石
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控えめ H220 B4 C252 D4 S28
(188-*-111-172-116-84)
破壊光線/放電/シャドーボール/吹雪

調整意図
・HDコータスがC+1破壊光線(ダイアタック)で中乱数なので振り切り
・臆病珠ポリゴンZの破壊光線(ダイアタック)を確定耐え
・同族(ジバコイル、ポリゴン2)意識で残りS

ダイマックス枠②。世にも珍しい破壊光線採用のフルアタポリ2。
前述のとおり、ギャラドスストッパーとしての役割となる都合上ダイマックスを前提とした型が強いと思い、HCポリ2で採用しました。
破壊光線で採用することで初手に出てくることが多いHDコータスを乱数次第でワンパンできるようになります。ワンパンできなくても脱出パック持ちの場合は追加効果を受けて帰っていくので、コタバナなどには積極的に初手に投げてダイマックスを切ってました。
他の技の採用理由は、
ギャラドスマリルリへの打点として命中安定と追加効果が強力な放電
ジバコイル、Aガラガラへの打点になるシャドーボール
コータスをダイアタックでワンパンした後のバナに対して晴れを解除しつつ高打点を叩き込めて、天候パメタや襷ケアとして期待できる吹雪
となり、トリックルームや自己再生の枠はありませんでした。
1800チャレから1831達成までの3戦すべてでコタバナと当たり、3戦連続コータスをワンパン→裏のバナの眠り粉を躱してダイアイスでイージーウィンしてくれた今回の結果の立役者です。
余談ですが、この型のポリゴン2を思いついた後に初手DMポリ2がランクバトルで流行ってると聞きました。実際強かったのでランクバトルでも使ってみたいです。

ウーラオス(一撃の型)@拘り鉢巻
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陽気 H4 A252 S252
(176-182-120-*-80-163)
インファイト/あんこくきょうだ/不意打ち/雷パンチ

調整意図
・ASぶっぱ
・余りはカウンター意識でH

純粋に強い枠。
鉢巻あんこくきょうだでエアームドドヒドイデも受からない火力を押し付けられるのが雑に強かったです。
元々はコータスの欠伸による対面操作から繰り出してサイクル崩壊を狙う形を描いていましたが、受けルに対してはポリ2ウーラオスギャラドスで火力を押し付けるほうが勝率が良かったです。
技は一致高火力とギャラドスマリルリに対して打つ雷パンチ、ウルガモスギャラドスフーディン、Aライチュウキングドラへの最終手段として不意打ちの4つでした。

【選出】
・対受けル
ポリ2ウーラオスギャラドス
初手にドヒドイデが来ることが多かったのでポリ2から入り放電。
Cが上がっている場合は6~7割入るのでトーチカ読みでウーラオスに引いてあんこくきょうだ、エアームドが受けに来たらそのままあんこくきょうだ連打。
エアームドダイマックスで処理してきたらギャラの起点にしてそのまま3タテ。

・対晴れパ
ポリ2ナゲツケサルウーラオス
初手のコータスにポリ2を合わせてダイマックス。そのまま裏のバナをダイアイスで倒してラス1をサルウーラオスで詰める。

・対ポリZ入り
ナゲツケサルデデンネ+ポリ2、ギャラ、ウーラオスから1体
初手にポリZを置かれるパターンと裏に置かれるパターンの両方を警戒して、ナゲツケサルorデデンネ+火力のW処理ルート選出。

その他ギャラドスが通りそうなときはコータスデデンネギャラやサルデデンネギャラみたいな選出をしたりしていました。一番多かった選出はサルウーラオスポリ2の対面性能押し付け選出だったと思います。

【苦手なポケモン
ウルガモス
ウルガモスに対面で勝てるのがギャラドスしかいない。
大抵ギャラドスとセットで構築に入っているので、ポリ2とギャラドスダイマックス枠が被ってしまい、常に選出で苦しめられました。
ギャラドスを重く見てか選出されないことが多かったこと、ポリ2がC上昇していればダイアタックでごり押しが効くので割り切った選出も結構してました。

キングドラ
雨パがとにかくキツイ。プレイングでカバーしようと様々な選出パターンを考えてみましたが、全く安定しませんでした。
あまり当たらなかったのが救いでした。

・サダイジャ
襷持ちまでを考えた時にポリ2、ナゲツケサルともにしっかりと役割を遂行されてしまう。
ギャラドスでの処理もサダイジャが最速の場合は麻痺を入れられてしまうので、上から滝登り怯みで突破できた1戦以外は確実に仕事されていました。

・ウーラオス(連撃の型)
一撃の型を想定して選出したときに初手のサルに合わされるとインファイトで削って切る以外の選択肢がない。
ポリゴンZと一緒に入ってるケースが多く、サルを切った後のデデンネ+1で残り3体を処理しないといけない展開が多かったです。

【感想】
今回の5位という結果には非常に満足しています。めちゃくちゃ嬉しいです。
最終日の朝にメインロムが爆死してからパーティのロック解除が大会中にできないことに気づき、慌てて個体を用意してからこのロムで最終日38戦駆け抜けましたが、事前の考察と1日目、2日目の戦績から戦えるパーティだと信じていたので結果として付いてきて本当に良かったです。

スペシャルサンクス】
事前考察、試運転に付き合ってくれ、色々相談に乗ってくれたとらいぐる(@trygle)

【最後に】
ここまで閲覧いただきありがとうございました!
今後はリフィブラでも結果を残していきたいですが、こういった特殊な環境での考察も大好きなので、公式大会、仲間大会問わず興味があるものには積極的に参加していければと思います。

最後になりますが、何か質問等ありましたらTwitter(@yukiyan_pokemon)までお願いします!